空=自分が認識していないもの、かな。

自分にとって、周りの全ての存在は自分が認識しているからこそ
初めて存在しているといえるわけですが、翻ってそれらが本当に
存在しているかというと実は全く定かじゃない。自分の頭がおか
しくて実際には存在しないものを知覚しているのかもしれないし、
逆に自分が知覚していないだけで実際にはすぐ近くに無数のもの
が存在しているのかもしれない。

「我思う故に我在り」なんて言葉があるけれども、実は自分は事
故で植物人間になってずっと夢を見ているだけなのかもしれない。
または実はロボットであって頭の中には脳など無く、自分の意識
は電子計算機によって産み出された単なる計算の結果なのかもし
れない。そもそも生身の脳ですら化学反応によって動く非常に複
雑な計算機に過ぎないのであれば、いったい「意識の存在」なる
ものにどれほどの意味があるのか。

そんなことをつらつらと考えていると面白くて止まらないです。

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中本徹也 (NAKAMOTO Tetsuya) @ HACHIOUJI City, TOKYO.
tetsuzou@pop02.odn.ne.jp