"M_SHIRAISHI" <eurms@apionet.or.jp> wrote in message
news:3F1D6797.6DCBA494@apionet.or.jp...
> Albert Einstein(1879-1955) も Thomas Edison(1847-1931)も
> 不登校児であったことは、何を物語っているのか、教師も父兄も
> よーく考えてみるべきだ。

学校という子どもたちに立ちふさがる社会の壁を、
乗り越えられずにどうするのか?
多くはEinsteinでもEdisonでもない、one of themなのだ。
彼らが生きるには、この壁ぐらい乗り越えられなければ
なかろう。

先の引用文は確かに一理あり。我々も考えるに値するものであるが、
一般化させて考えるには危険である。
そして「Edisonも不登校児だったんだから」という甘美な論理は、
逆に学校をスケープゴートにして、不登校やひきこもりを
いたずらに生み出すことの免罪符になっていたとはいえまいか?

「不登校生徒には登校刺激を与えるな」が、先ごろのまで
現場がもつべき共通理解事項とされてきた事実がる。
しかし昨今では「やはり登校刺激は与えよ」と、単純な図式に
戻りつつある。テーゼにアンチテーゼ。
この事象が何を物語っているのか教師も保護者も
よく考えてみるべきではなかろうか?


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            Takuya SATO
[Take the Color Out of the BLUES]