! "<3efddddb$1$255$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 29 Jun 2003 03:27:43 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

>>> 「問題の解析」が充分であれば解析の結果が「行動の指針」となる。
>> 
>> というのは言えないと主張してるわけ。

> 主張するだけではなく論じてほしいところです。

論じてないとでも?

>> 「行為が許容されるかどうか」は「自分が行動してよいか」の「評価の基準」
>> ではありません。
>> # 「行動に指針」を作るのに必要なのはそういう基準。
>> 
>> もう少し補足しとくと、
>> 「行為が許容されるかどうか」を「自分が行動してよいか」の「評価の基準」
>> に設定するということは、特定の価値観のもとで初めて言えることです。

> だ〜か〜ら〜、^_^;
> 「行為が許容されるかどうか」が社会的見地から下されるものであれば、まん
> ま社会的な「評価の基準」じゃん。

で、私が問題解析の段階でやってるのは「現象論」であって、それが正当かど
うかは論じてないでしょ?
正当かどうかってのは単なる現象ではなく、価値判断が必要ですね。
それがないと「社会的見地から下される」とは言いがたいし。

> #物事を許容される・されないに別けるその閾値が「基準」なわけでしょ。

「社会的見地から」って話だと「物事を許容されるべきか否か」って話ですね。
私はそんな話はしてない。
# 別のステージの話だから。

>> # この場合は「許容さえされれば何やってもいい」という価値観ですね。

> 「何やってもいい」とラベリングされるとかなり印象悪いですが、
> ・何→許容範囲内にある物事
> ・やってもいい→本人の自主性に任される
> ですから、
> 結局「許容範囲内にある物事をやるか否かは本人の自主性に任される」わけで
> 何の問題もありません。

「本人の自主性に任される」ってのは、大抵の事がそうです。
で、本人の自主性に任されたことは批判の対象外かってえと、そうじゃないで
すよね?
「自主性」ってのは「責任」と表裏一体のものですから。

> これは単に「迷惑だからダメ」というハードルをクリ
> アしただけのことであって、他に考慮すべき問題があるのであれば当然考慮す
> べきでしょう。

そういう意味から言えば「やってはダメだという理由が今のところ見つからな
い」という程度の話で、「やっていい」と素朴に言えるものじゃないですね。

>>>>> 行為者が「その行為が許容されると判断する」ことと「その行為をやって良い
>>>>> と判断する」ことは同じです。何の違いもありません。
>>>> 
>>>> 前者の判断が間違ったときのリスクを考えると、何も考えずに後者に直結させ
>>>> るのは危険です。
>> 
>>> ここで言う「判断を間違える」の「判断」ってのは「個々のケースにおける行
>>> 為者個人の判断」のことですよね。
>> 
>> 行為者の判断の話をしてるんだから、当然でしょう。
>> 
>>> そんなものを「社会的判断」の話に混ぜちゃいけません。
>> 
>> この「社会的判断」ってのはどういうことを言ってるんでしょう?

> KGK氏がAナンバリングによって許容要素を分類して見せたのは何の為ですか?

起ってることの解析のためです。
# だから、最初から現象論だって言ってるじゃん。

> 1.議論の結果として許容要素v.s.非許容要素の表が埋まったとして

ここまでが、問題解析として私がやろうとしてること。

> 2.その表が社会的に認められたとして
> 3.喫煙者及び嫌煙者がその表を迷惑判断の規範とするとしたら

この二つは別のステージ。

> ほら、上記の「リスク」は考慮不要となるでしょ。

いいえ。
普通はリスクを考慮して、可能ならば安全側に倒すものです。

> 現実にそのようなことが起きるかどうかはともかく、我々はそのような議論を
> しているんではないの?「社会的に妥当な判断は何処にあるのか」を追い求め
> ていたのでは?

その前段階として、「現象としてどういうことが起っているか」ってのを議論
してるんです。
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KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK