2003,6,27日経web
  重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)の感染防止を理由に
  北朝鮮が4月下旬から中断していた金剛山観光も27日再開した。
  観光客166人は離散家族と同じ船便を使い金剛山に到着した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030627AT2M2702527062003.html




《南北が装う平和。》

現時点で、南北は完全に利益が一致しているようだ。
南北ともそろって『とにかくアメリカの武力行使を避けたい。』のだ。
だから、北のニセ平和攻勢を、それと知って受けて立ち、同じ踊りを踊っている。

北も韓国も平和を装いたいのだ。
世界の目から見て、すぐそれとわかるクサいへたな芝居を演じ平和を装っている。


《北と韓国は完全に利益が一致する。》

そもそも韓国は北の核を脅威とは思っていない。
北が核武装をいくらしたとしても、劣った通常兵器しかなく、『北は韓国の侵略など
到底できない』と読みきっているからだ。
又、すぐ統一したのでは経済的負担が大きく困る。
したがって『経済支援をしながら時間を掛けて改革開放に向かわせる』と言う。
遠い将来北と韓国が統一されたとき、核兵器保有は障害にはならず、韓国にとって名
誉でさえあるのだ。
韓国がやりたくとも決してできない核保有を、北が強行してやってくれている?
韓国の希望を北が実現してくれている?

これでは韓国がわずかなリスクたりとも犯して北に核廃棄を求めるはずがない。

韓国は武力行使を避けたい北と完全に利益が一致する。


《韓国は北の代弁者のようなもんだ。》

日米と同じチームに入っているのは、『アメリカに武力行使をさせないことを主張す
るため』わざわざ入っているようなもんだ。
韓国は『一切北を刺激するような事はするな』と言う。
北の言ってほしいことを必死で言ってくれている。
韓国のやってほしい核開発を北がやり?
北の言ってほしいことを韓国が言う?

韓国は北の代弁者のようなもんだ。

こんな韓国に引きずられていたのでは、いつまで立っても核問題など解決するはずが
ない。


《金政権は『お願い』では崩壊しない。》

韓国にも拉致家族はいる。
国家のために拉致家族や離散家族の人権を踏みにじってなんとも感じない点では韓国
も北も同罪だ。
何万人も離散家族がいるのに100家族づつ面会だって。
これではやってないと同じことだ。

拉致問題を早く完全解決したい日本は、このような韓国の思惑などにお付き合いし、
振り回されているわけには行かない。
平和な日本で、100人以上も何の罪もない国民がある日突然さらわれ、刑務所以下
の生活を強いられている。
監視が24時間密着し、何かをとがめられれば命にかかわるというんだから悲惨だ。
強制収用所に送られ、なぶり殺しにされる。
日常の生活もまともな医療などなく、食うものさえろくにない。
劣悪な環境では風邪をこじらせても命が危険になる。
昔は日本でも肺炎で人がよくなくなった。

こんな人権無視の状態に、裕福で幸せだった国民が100人以上も置かれている。

これで怒らないほうがおかしい。
どこの国でも烈火のごとく怒って当然だ。
にもかかわらず日本政府は反対に謝罪しプレゼントを長期に贈るという。
馬鹿を探せと言われれば『ここにいます』と即座に言える。
ほんまおおばかものだ。

拉致問題を解決するには金政権の崩壊しかない。
金政権の崩壊なくして拉致問題の全容解明は不可能だ。

金政権の崩壊を『お願いで』実現できるはずもないこととだ。

にもかかわらず、日本政府は相変わらずお願いし、北に頼み、懇願を続けている。
できもしないことをいくら願ってもできないことだ。
お話にならない。

金政権はお願いでは崩壊しない。

核の拡散阻止で北と対決するアメリカと歩調をあわせるべきだ。



《ありもしない北の専制攻撃に怯えるな。》

全容が解明できないと言う事は『救出を求めるJ国民がいつまでも存在する』と言う
ことだ。
たとえ一人たりとも人権を無視された国民の救助を無視してよいものか?
それでは戦前に逆戻りだ。

一人と言えども、国民の立場にたち人権回復に全力を挙げてこそ近代国家でしょう。
ましてや100人以上も拉致された疑惑が濃厚なのだ。
こんな状態を決して許しては置けない。

拉致問題を解決するため金政権を崩壊に追い込め。

『期限を切った核査察』を早く突きつけることだ。
『武力行使か核査察の実施か?』
と迫られれば北は妥協し、核査察の条件闘争に活路を見出すしかない。

『北が暴発し専制攻撃に踏み切る』などと怯えるのは、『交通事故にあうから外出し
ない』と言うよりまだ臆病だ。

ありもしない北の専制攻撃に怯えるな。


《北問題は平和解決可能》

北を強硬に締め上げていくべきだ。
その過程で拉致家族も一人ずつ帰ってくる。

金政権が妥協を始めれば政権維持も怪しくなっていくだろう。
不満が爆発しクーデターなども発生するかもしれない。
そうやって核査察を行いより一層軍事プレッシャーを掛ければ、イラク同然北は妥協
に妥協を重ねることになる。

イラクを北は見ており抵抗に活路などゴマ粒ほどもない。
したがって北は妥協し、軍事力行使には至らない。
平和解決はこうして達成可能だ。
『平和解決に自信がある』とアメリカ大統領がおっしゃったが、こう展開すると読ん
でのことだろう。

又こうするまで北は一センチだって動かないだろう。
お願いでは平和解決などしない。

強攻策の推進こそ平和解決を実現させる。

北問題は平和解決可能だ。

日本がありもしない北の専制攻撃に怯えさえしなければ。