成岡@DTI静岡です。

"palien" <baaat323@jttk.zaq.ne.jp> wrote in message news:3EF9251A.2E2BC8F9@jttk.zaq.ne.jp...
> TAKEUCHI Shoichiさん wrote:
> > 海教さんが言ってるのは、
> > ・推進・・・レーザー核融合パルス推進
> > ・核融合からの電力取出・・・やってない(出来ない)
> > とゆーことでしょう。
> 
> じゃ、艦内で使用されている電気とかストライクに充電していた電源は
> 何処から・・・全部「太陽光発電」とかなのでしょうか?

 MHD 発電はどうでしょうか。「パルス」とは言えそれなりに連続しているわけ
ですから。

> > 核融合炉から、(安定した)電力を取り出すには、核融合プラズマを一定密度・
> > 一定時間保持する必要がありますが、これはなかなか大変で、
> > 「SEEDの世界では核融合”発電”は実用化されていない」
> > と考えるのもアリです。
> 
> それは「科学的におかしい」。だからSF考証もヘンになるかと。
> 仮にレーザーで核融合状態を断続的に励起するようなエンジンだとしよう。
> ・・・核融合状態にするには1億度を超える温度を出さねばならない。
> しかし、それを継続させるのが難しいから・・・として断続的に核融合させる・・・
> という事は超強力なレーザーの発振の為の強い電源が必要とされるだけです。
> 実験室でやっている核融合実験と同じで独立機関のエンジンとしては成立しません。

 このあたり、第2話のエンジン起動の手順はそれっぽいですよね。自前の電力
では励起その他にえらく手間がかかるが、コロニーからの電力供給を受けたら
あっさり起動した。

> 未来技術で強力で高効率の「蓄熱材料」がエンジン部に搭載されているとでも
> 考えなければ無理でしょう(それの熱を利用して熱核ジェットとして利用する)。

 いや、パルス「推進」ですから蓄熱の必要はないでしょう。核融合の結果
できた「超高温の生成物」をそのまま一定方向に噴射することで推力を得るし
くみですから。ただこれって別の問題があると思います。例え核融合でもそれ
なりの放射能は出るわけで(太陽を見れば良く分かる)、となると地球上で
推進剤を“撒き散らす”のはどうかと(^^;。

> あとレーザーを照射すれば一瞬で1億度に達するという訳でもないでしょう。
> そんな強力なレーザーがあるとすれば、そのまま武器として運用した方が・・・

 いや、レーザー核融合は「複数のレーザー光線を多方向から放射する」ので、
1つ1つはそこそこでも良いわけです。それにビーム兵器が実用化されている
世界ですからこのあたりはクリアできていても不思議はないわけで。
# 一方向から強力なレーザーをあてるとむらができてしまうのでかえってまず
# い。できるだけ燃料ペレットの表面全体を均一にプラズマ化することで、中心
# 部の圧力をあげるしくみですから。

> あと「核融合」は無いと言い切るとフリーダムガンダムに搭載されている核って
> 核分裂炉という事になるんだけども・・・あれだけ小さくてあれだけ急激な動きに
> 耐え得る核分裂炉を造り得る事はたとえSFでも、あの設定状態では無理。

 「原子力電池」+「バッファコンデンサ」ではどうでしょうか。まあなんに
してもあのサイズでは「長時間の運用」は無理だと思いますが。

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        成岡@DTI(ynaru@jade.dti.ne.jp)