Kasumin The 3rd term #11 (06/18)
石崎です。
いつもながら、寂しいスレッドなのですが(笑)。
カスミン第3期第11話(第63話)『ヘナモン、消える』について雑感など。
台詞部分は本編からの引用です。
# 部分が私の雑感となっていますので、あらすじは要らないという方は# 部分だ
け読んで頂ければ幸い。
^L
●修理屋ではありません
かえで「ねぇカスミン。ヘナモンって古い道具とかに命が宿ったものなんでしょ」
カスミ「良くわかんないけど、そうみたい」
古い道具に命が宿った生き物であるヘナモン。
それを知ったかえでとユリは、古いドライヤーやラジカセをヘナモンにして貰
おうとカスミに頼むが、もちろんカスミは怒られると拒否。
その頃、帽子男はなかなかカスミを倒すことが出来ないでいる雪乃に、カスミ
が持つ開く物のために一筋縄では行かないのかもと言う。
開く物である鍵を、霧の大将も手に入れようとしていたと聞き、身を乗り出し
た雪乃は、それを奪うことがカスミを倒す近道と言われ、マシロに命じて開く物
を奪うことにするのだった。
# ユリ様の出番は今回もここだけ…。
# 学校帰りにドライヤーとラジカセを取り出したかえでとユリ様。二人で予めヘ
# ナモンにして貰おうと示し合わせていたのですね。ヘナモンのことを黙ってい
# ることにしていたのに、自分の身近の物をヘナモンにしてしまっては、隠す気
# 苦労が増える…ということは考えていないのでしょうね。
# 開く物のことを知らなかった雪乃。霧一族全てが開く物について知っている訳
# では無い様で。
●ヘナモンになる前は…
ポトポット「カスミンこそ、人間になる前はどうだったの?」
カスミ「え。人間になる前? 人間は人間として、生まれる訳だから」
かえで達の依頼をきっかけに、あらいさん達にヘナモンになる前のことを聞い
てみたカスミ。
しかし皆、気がついたらヘナモンになっていたのでその前のことは知らないの
だと言い、逆にカスミも生まれる前のことは知らないと切りかえされてしまう。
カスミが台所にいる隙に、部屋に忍び込んだマシロは、開く物を探し始める。
カスミが部屋に戻って来ると、部屋は散らかし放題。
床にある足跡から、雪乃のペットであるマシロの仕業と気づいたカスミが机の
引き出しをひっくり返すと、案の定、開く物が無くなっているのでした。
# 部屋に入って鞄の次に引き出しの中を開けたのに、後では部屋中をひっくり返
# していたのが不思議。カスミンに対する嫌がらせ?
# カスミンが生まれる前のことを問われたカスミ。カスミのパパとママが(以下
# 略)…という正解が何故か出ませんでした。小学四年生なら学校で教わってい
# る筈なのですが、単純に恥ずかしかっただけ?
# 散らかっている物の中には下着はありませんでした。いや、あの丸まっている
# 布が実は(違)。
●箱から出て来た虫
帽子男「はー。今度はそう来たか。開く物は鍵の方で勝手に形を変えたり、鍵穴
の方が目の前に現れたりしたんだ。だから、こいつは…」
まんまと開く物を手に入れた雪乃。
帽子男はそれを自分の物にしようとするのだが、もちろん雪乃は渡さない。
開く物がどこの鍵であるか知らないという帽子男は、鍵がロクでも無いことば
かり起こすと雪乃に警告。
雪乃が鍵を手に唸っても、何も起こらないため、自分の宝石箱にそれをしまお
うとすると、箱の鍵穴の形が変化する。
それが開く物の鍵穴であると帽子男に教えられ、開けようとする雪乃。
もちろん帽子男は止めようとするが、何の鍵か判らないものを霧家には持って
いけぬのだと雪乃は言う。
鍵を取り返そうと探していたカスミは、鍵を開けようとしている雪乃を見て止
めようとするが、声をかけられた雪乃は鍵を開けてしまう。
その瞬間風が吹き、上空には黒雲と雷が。
怖くなり、箱を投げ捨てた雪乃。
その箱からは光球が出現、それは虫へと変化する。
虫は帽子男へと飛びかかり、彼を空中に放り投げると、光球へと変化させてし
まう。残されたのは、帽子男の抜け殻のみ。
雪乃は虫を凍らせるが、虫は自力で氷から脱出。
カスミは雪乃を連れて逃げ出すのだった。
# 流石の帽子男も懲りたらしく、自分で鍵を開ける積もりはないらしい。鍵を霧
# の大将に渡してお金を得るのが目的らしいけど、以前霧一族の要塞から追い出
# された時で懲りてないんだろうか。
# 雪乃の宝石箱。唐突な登場ですが、中身は何が入っているのだろう? 霧彦と
# の思い出の一品だったりすると可愛いんだけど、あっさり投げ捨てたところを
# 見ると本当に大した物は入っていないのかも。
# 普段強がっていても、異変が起こると箱を投げ捨ててしまう雪乃が可愛い。
# 虫出現。後に三つ編み様が語ったところによるとスカラベ(フンコロガシの一
# 種)だそうですが、何か元ネタがあるのでしょうか。
●元の姿に戻ってしまったポトポット達
雪乃 「そなた。ヘナモンの為に泣いて居るのか」
カスミ「当たり前でしょ。みんな、家族だもん!」
仙左右衛門に相談しようと霞家へと向かったカスミ達。
雪乃も自分の責任だと言われると、渋々とついていく。
辿り着いた霞家の玄関は壊されていて、残されていたのは仙左右衛門達の抜け
殻と、元の物に戻ってしまったポトポット達。
その姿を見て、元の姿に戻ってよと泣くカスミを見て、ヘナモンの為に泣くの
かと驚いた様に言う雪乃なのだった。
# あんな巨大な虫が邸内に荒々しく侵入して来たにしては、霞家の人々が普段通
# りの姿で居るのが不思議です。
# 元の物の姿に戻ってしまったポトポット達。デジガメ、元は普通のデジタルカ
# メラだったのか。割と本格的なデジカメだったようで。
# ヘナモンのために泣くカスミを見て驚く雪乃。彼女も、人間はヘナモンに害を
# 成すと信じ込んでいる一人でした。
# 虫に魂を抜かれポトポット達は元の物に戻ってしまったのですが、一方で仙左
# 右衛門達はただの抜け殻に。彼らは物に宿ったヘナモンでは無いから? 今一、
# この辺りの世界観が良く判りません。きちんと設定はしてあると思うのですが。
●ヘナモンの魂を集めている虫
雪乃「判らぬ。ただ一つ言えることは、ヘナモンがヘナモンでは無くなったとい
うことだ」
虫がヘナモンの魂を集めていると推測する雪乃は、虫がヘナモンでも人間でも
無いものと推測する。
みんなを元に戻そうとカスミが決意した時、大きな物音が。
カスミ達が外に出てみると、虫がヘナモンの魂の玉を転がそうとして木につか
えている姿。
近づけばやられてしまうと言う雪乃。
しかし、カスミは構わず虫に体当たり。
転がった虫にのし掛かり、皆を元に戻す様に言うが、言葉は通じない。
魂に向け、元に戻すからというカスミは、虫に捕まってしまい、空中に放り投
げられてしまう。
しかし、カスミには何の変化も起きず、戸惑ったかの様に何度も虫はカスミを
空中に放り投げる。
虫が人間の魂を抜き取ることが出来ぬと気づいた雪乃は、カスミを吹雪で飛ば
して助け、そのことを教える。
何とかなるかもしれないと感じるカスミ。
だが、次の一手が思いつかない。
その時、マリ子の魂が抜き取られる様子を目撃したカスミは、鍵を作りだした
竜王様にお願いしようとして鍵が無いことに気づく。
幸い、鍵は地面に突き刺さっていて、それを手にすると、地面に扉が出現する
のだった。
# 虫はヘナモンの魂を抜き取り、集めている存在でした。あれ? 龍之介まで魂
# を抜き取られていますが、竜王様の一族もヘナモンだったの? 竜王様の先祖
# はヘーナモン様からヘナモン世界を託されたという伝承(第10話)からすると、
# 竜王様の先祖はヘナモンでは無いと考えられるのですが…。
# 魂の玉が大きくなりすぎて、木に使えている描写に苦笑。
# 虫に体当たりする時、転がるカスミンの描写。良く良くコマ送りすると、際ど
# い描写が。
# カスミンを何度も空中に放り投げる虫。思いっきり腰を掴んでいて、羨ましい
# 奴。
# 吹雪で吹き飛ばし「生きていたか」とは、豪快な助け方です。多分、死んでも
# OKと感じていたに違いない。
●三つ編み様再び
三つ編み様「憎しみでは無く、心の中にあるもう一つの物を大事にすれば良いの
にね。下らない感情に気を取られてしまったのがいけないのさ」
雪乃「心の中にあるもう一つの物?」
三つ編み様「そう。人間の言葉で言えば、愛って奴さ」
(中略)
三つ編み様「あんた達人間だって、生まれてきたらいずれは死ぬだろう? その
理由を知ってるかい? 誰も知らない。それと同じさ。最初からそういう
もんだし、これからも変わらない。そういうものなのさ。ヘナモンと人間
じゃ少し仕組みが違うってだけ」
変な物が出て来ない様にと願いつつ、カスミが扉を開けるとその中で寝ていた
のは三つ編み様。
三つ編み様が人間とヘナモンの心玉を食べてしまうと聞き、それが人間でもヘ
ナモンでも無いものと雪乃は言う。
起き出した三つ編み様は、虫の匂いを嗅ぎ取り、あいつを出してしまったのか
と言う。
その虫は、木阿弥のスカラベと言い、ヘナモンの魂を抜き取り元の物に戻して
しまうと教えた三つ編み様は、雪乃が出してしまったのだと言う。
あいつは憎しみの心を持つヘナモンが鍵を使うと出現すると言う三つ編み様は、
心の中にあるもう一つの心、愛を大切にすれば良いのにと言う。
虫の居場所へと案内する様に言う三つ編み様。
道すがら、どうしてヘナモンの魂を抜き取るのかというカスミに、人間がいつ
か死ぬのと同じように、理由など無いと答える。
魂の玉を前に、舌なめずりした三つ編み様。
その姿を見て魂を食べられてしまうと思い止めるカスミ。
それを無視し、三つ編み様は虫の上に乗り、三つ又の尻尾で虫を絡め取る。
そして光球に変化した虫を三つ編み様は食べてしまう。
ヘナモンの魂の玉の前で、これだけは食べないでというカスミ。
だが、三つ編み様はもうお腹一杯と言い、ヘナモンの魂がそれぞれ元の持ち主
の処に戻って行っていると教えるのだった。
# 次々とヘナモンの魂が抜かれ、それが巨大な玉となっている様子を見て、まる
# で三つ編み様の話みたいだと感じていたら、三つ編み様ご当人の登場です。
# 雪乃の中にある愛について指摘した三つ編み様。意外な方が雪乃の本音を指摘
# しました。
# 虫は木阿弥のスカラベと言うんですか。三つ編み様の解説から考えるに、ヘナ
# モンにも寿命みたいなものがあり、スカラベはそれを集めて冥界(?)にでも
# 運んでいるのでしょうか。フンコロガシは転がした糞の中に卵を産み付けると
# 言いますから、あの魂の中から、次の魂が生まれるとか。
# スカラベの玉を食べてしまった三つ編み様。最初、魂なのかと思いましたが、
# 心玉が三つ編み様の主食な筈なので、雪乃の憎しみの心がスカラベの源であり、
# それを食したと言うことなのかと考えてみました。
●霧彦が好きだった雪乃
カスミ「え? 霧彦君?」
雪乃 「あ…違う、言い間違いだ。余計な想像などするな! 良いか、春野カス
ミ。次こそは必ずやそなたを倒すから、その積もりでいるが良い!」
カスミ「ふーん。手強いライバルってことか…。あ、あれ? あたし今ライバル
って言った?」
出来ればもう起こさないで欲しい。
そう言い、再び眠りにつこうとする三つ編み様は、雪乃に素直になる様に言う。
扉を再びカスミが閉めると、鍵の形は再び変化してしまう。
雪乃に三つ編み様が言っていたもう一つの心について、好きな人の事なのでは
と指摘するカスミ。
すると雪乃は、霧彦様のことは関係無いと言ってしまう。
慌ててそれを否定した雪乃は、次こそは必ずカスミを倒すと言い残して去って
行く。
手強いライバル。そう呟くカスミは、自分の霧彦に対する気持ちに気づき顔を
赤らめるのだった。
霞家に帰り、霞家の人々が元に戻っていることを確認したカスミ。
思わず涙ぐみ、龍之介のことを抱きしめ続けるのだった。
# 最初からバレバレでしたが、指摘されても居ないのに好きな人と言われただけ
# で霧彦の名を出してしまい、それに気づくと逃げ出してしまう雪乃が可愛い。
# そして、無意識のうちに霧彦が好きだと肯定していて、ライバルだと言い直ぐ
# に真っ赤になるカスミも可愛いです。カスミンも段々ラブコメと化してきまし
# た(違)。
●次回予告
「あたし、カスミ。あたしの憧れは、ファミリーレストランへ行くこと。家族み
んなで行きたいんだけど。次回、霞家、ファミレスへ行く。こんじょだ、根
性!」
家事全般を取り仕切るカスミン。逆に外で食事をしたことが無いんですね。そ
う言えば。
では、また。
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Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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