"Koichi Tazaki" <tazaki@ntlworld.com> wrote in message
news:wk8yrz4roz.fsf@ntlworld.com...
> たざきと申します
>
> ダニー師匠 <tanimura11@nifty.com> writes:

師匠ね。
こういわれたの初めてだが、悪くないねえ。

> Message-ID: <bcopqe$s4n$1@news511.nifty.com>
> > この改革により膨れる一方の医療費を抑制できる。
> ↑この医療費が抑制されるという予想と
>
> > 民間保険企業は活気つき、病院投資も活性化する。
> ↑この保険企業が活気つくという予想は矛盾しませんか?

僕は歯に絹を着せない物言いで有名。
はっきりいいましょう。
全く矛盾しません。


> 医療費が抑制されることと保険金支払いが抑制されることは，ほぼ同じです．

この場合、医療費というのは公的保険の医療費のことですね。
確かに、公的医療費が抑制されると公的保険は抑制されます。

例で言いましょう。

痔の手術をした。
公的保険で２０万円だった。
これが１５万円になればおっしゃるとおり５万円抑制されるわけです。

この金額は厚労省が決めていますね。
これ以外認めません。
金額を厚労省が決めるのではなく、各医院がトマトやなすびと同じように自分で決め
られるようにするのが混合診療です。
混合診療が認められると、
うちは公的保険の１５万円の範囲でやります、という病院だけではなく、
うちは４０万円ですが、手術のあと看護師さんが手間隙かけて丁寧に消毒します。
うちは５０万円ですが最新式方法と医療器具を用います。
（保険料金との差額を、民間保険や自己資金で支払う。＝混合診療）
という病院が出てくるわけですよ。
これは一般の業界と同じです。

こうなると、政府に金が足らなくなれば、１５万円補助のところを１４万円に抑制し
やすくなるでしょう？

だから、規制緩和して混合診療にすると公的医療費は抑制できるわけです。


> 何故なら，医家の収入は保険会社からの支払いが主だからです．
> すなわち，医療費が抑制されれば，健康保険市場も縮小します．
> なぜ保険企業が活気つくのか理解できません．

確かにおっしゃるように、公的保険が抑制されると公的医療費も抑制されますね。
ただし痔の手術の例のように、民間保険市場は大きくなっていくでしょう？
又各医院が創意工夫を始める。

しやがって業界全体として発展していくわけです。
ＪＲとが国鉄になったようなもん？
中国が改革開放したようなもん？
といったら判りやすいでしょうか。


>
> それはさておき，カルテ完全開示と病院経営自由化は表裏一体のものです．
> 前者抜きの後者は，病院経営者に対してイカサマ診療への甘い誘惑になります．
> # まぁ，今でもイカサマ診療のインセンティブはあるので，今と同じ
>
> だから，改革するならカルテ原則開示が最初だと思う次第であります．
> 自由化なんて，カルテ開示に比べたら枝葉の改革です．
> こんなコトでごたついて，本当に大事なところ(＝カルテ開示)から
> 注意をそらしちゃぁダメです．

それはおっしゃる通り。

風邪を肺炎と言って金をホギとっても支払うほうは電話をかけて確かめるわけではな
いのです。
書類審査だけ。
ま〜〜ったくずさんですね。

明細つき領収の発行、
レセプトの完全開示
カルテの完全開示は
今すぐやらないといけませんね。

不正の巣屈になっていることは容易に想像可能です。