《戦争に至った経緯には双方言い分がある。》

日本は強攻策に転じ、第二次出兵、斎南事件、第三次山東出兵、斎南占領、張作霖事件、柳城口事件へと発展しついに満州占領に至った。

強攻策に転じて後、勢い余った日本の強引なやり方は世界の顰蹙を買った。
張作霖暗殺などという汚いペテンを使ったのが大間違い。
西欧諸国はこんなペテンを一番嫌う。
これでは日本の主張に支持など得られるはずもない。

しかしそれは強攻策に転じた後のことだ。
日本が強攻策に転じざるを得なかったのは確かなことだ。
 
その政策変更には中国にも責任がある。
日本を国家存亡の危機に陥しいれた。

満州占領の戦争に至った経緯には双方言い分がある。
戦争回避にはお互いに責任があるのだ。