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                       Call for Participants
                 ソフトウェア・シンポジウム2003
                           参加者募集
               http://cas.aist-nara.ac.jp/ss2003/
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                  日程: 2003年7月9日(水)〜11日(金)
                     チュートリアル 7月8日(火)
            於: ホテル ニューキャッスル弘前(青森県弘前市)
                    (http://www.newcastle.co.jp/)

                 主催: ソフトウェア技術者協会(SEA)

協賛(予定含む): 
日本ソフトウェア科学会 情報処理学会 情報サービス産業協会
電子情報通信学会

 ソフトウェア・シンポジウムは,ソフトウェアに関連する技術者,研究者,
管理者が互いに交流できる場を長年にわたって提供してきました.成果発表や
議論を通じて,実務経験,先端技術,研究成果にかかる最新のトピックを共有
します.今回で23回目を迎える当シンポジウムでは,会場を「弘前城とさくら
とりんご」に象徴される400年の歴史をもつ城下町青森県弘前市に移し,ソフト
ウェア工学における本質的な問題認識と問題解決を目的とした徹底した深い議
論を展開したいと考えています.

 シンポジウムの構成として,論文発表・事例報告セッションと,ソフトウェ
ア開発における本質的なテーマや嘱望されている技術的なテーマを設定し,現
状・問題・展望について議論するテーマセッションを企画しました.論文発表・
事例報告セッションでは,厳しい審査の結果採録された14編の論文と5編の事例
報告の発表を予定しています.テーマセッションは、組込みソフトウェア,CMM
とXP,UML2.0,ソフトウェア保守,オープンソース・ビジネスの5つのテーマに
ついてミニチュートリアル,パネル討論を行います.

 今回のシンポジウムでは,「実践的ソフトウェア開発手法」をキーテーマとし
て,キーノートとクロージングパネルにおいて議論を展開します.キーテーマの
提案者である熊谷章氏にキーノートスピーチをお願いしました.実際のソフトウ
ェア開発を困難とする現状の問題の本質を探りつつ,昨今注目されている技術や
,教育やマネージメントに関する動向が,ソフトウェア開発における問題を包括
的に解決する方向へ導いているか討論します.シンポジウム全体のセッションを
通じて,今後の研究や問題解決の方向性を見出し,産学連携による研究開発を創
出する機会となると考えています.奮ってご参加ください.

 併設チュートリアルとして,佐原伸氏による「ソフトウェア開発のモデル化技
法入門」講座と,乘松聡氏による「CMMI概説」講座を予定しています.


 【シンポジウムスタッフ】
実行委員長: 高橋光裕(電力中央研究所)

プログラム委員長: 東田雅宏(PFU) 蔵川圭(奈良先端大)

プログラム委員:相田範夫(テクノプロジェクト) 飯田周作(専修大)
石川雅彦(SRA) 伊藤昌夫(ニルソフトウェア)大西荘一(岡山理科大)
岡村耕二(九大) 菊池豊(高知工科大) 具志堅隆児(オープンテクノロジーズ)
熊谷章(東京エレクトロン)阪井誠(SRA-KTL) 佐野元之(オープンテクノロジーズ)
佐原伸(日本フィッツ) 菅原耕一(富士写真フイルム) 鈴木郁子(シャープ)
鈴木裕信(ソフトウェアコンサル)高木徳生(オムロン)高田広章(名古屋大)
田中一夫(日本フィッツ) 田中創(アイ・ティ・フロンティア) 張漢明(南山大)
十九川博幸(日立システムアンドサービス) 中谷多哉子(エス・ラグーン)
中野秀男(大阪市立大)野呂昌満(南山大) 藤枝和宏(北陸先端大)
藤野晃延(インアルカディア) 松下誠(阪大)松本健一(奈良先端大) 水野修(阪大)
村山優子(岩手県立大) 谷津弘一(日本フィッツ) 吉岡良雄(弘前大)
和田喜久男(NECアクセステクニカ) 和田典子(ソニー)

事務局:岸田孝一(SRA-KTL)




ソフトウェア・シンポジウム2003 プログラム

********** 7月8日(火) **********
14:00-14:30 チュートリアル受付

14:30-18:00 チュートリアル1(会議室A)司会:張 漢明(南山大)

「ソフトウェア開発のモデル化技法入門」    佐原 伸(日本フィッツ)
これから起こり得る,ソフトウェアに起因する大惨事を防ぐためには,システ
ムのモデルと仕様の検証が必要不可欠です.本チュートリアルでは,検証可能
なモデルや仕様を作成するための形式手法とオブジェクト指向形式仕様記述
(VDM++)を紹介します.日本フィッツでの実際の適用事例に基づいて,厳密な
モデル・仕様作成の意義,ソフトウェアの品質の高さ,及び,関数型,パター
ン,内包などの最新のプログラミング技術についてお話して頂きます.
※受講者には教科書として以下の本をさしあげます.
フィッツジェラルド,ラーセン著,荒木啓二郎他訳,
「ソフトウェア開発のモデル化技法」,岩波書店,2003年


       チュートリアル2(会議室B)   司会:菅原 耕一(富士写真フイルム)

「CMMI概説」  乘松 聡(NPラボ)
CMMI(Capability Maturity Model Integration)は,SW-CMM(Software CMM)や
SE-CMM (System Engineering CMM)などの複数のCMMを統合したモデルとして注
目を集めています.本チュートリアルでは,CMMIの目的や概要を解説し、その
有効な活用方法についてお話していただきます.


********** 7月9日(水) **********
 9:00- 9:30 シンポジウム受付

 9:30-12:00 オープニング(会議室)
           キーノート(会議室)   司会:東田 雅宏(PFU)
    「実践的ソフトウェア開発手法」熊谷 章(東京エレクトロン)

12:00-13:00 昼食

13:00-15:00 セッション1A(会議室A)
パネル「組込みソフトウェア開発の最前線」 司会:鈴木 郁子(シャープ)
    パネラー:南角茂樹(三菱電機),藤井拓(オージス総研),
        二上 貴夫(東陽テクニカ),山内和幸(リコー)
       セッション1B(会議室B)
       パネル「CMMとXP 対立か,調和か?」 司会:高木 徳生(オムロン)
パネラー:端山毅(NTTデータ),土屋 秀光(松下ソフトリサーチ),
    中村 淳(ソニー), 山根 英次(スーパーグラフィックス)

15:30 -17:00 セッション2(会議室A)
パネル 「ソフトウェア保守のトラブルはなぜ頻発するのか」
司会:岸田孝一(SRA-KTL)
パネラー:増井 和也(東芝ITソリューション),
    馬場辰男(セントラル・コンピュータ・サービス),
    田中一夫(日本フィッツ),田中創(アイ・ティー・フロンティア),
 松原友夫(松原コンサルティング)

18:00-20:00 情報交換会(会議室)


********** 7月10日(木) **********
 9:00-10:30 セッション3A(会議室A)  「開発手法1」
司会:野呂 昌満(南山大)

大規模事務処理システムにおける形式手法の適用経験
佐原 伸(日本フィッツ)

適応保守とXP(eXtreme Programming)
豊田方 威(セントラル・コンピュータ・サービス),
平島 俊一,奈良 隆正(日立システムアンドサービス),田中 一夫(日本フィッツ)

UML文書変更作業支援のためのワークフロー生成法
小谷正行(北陸先端大),落水浩一郎(北陸先端大)


       セッション3B(会議室B) 「アーキテクチャ」
司会: 石川 雅彦(SRA)

動的に構成変更可能な分散オブジェクトシステムの提案
関 将俊

組み込みソフトウェアのアスペクト指向ソフトウェアアーキテクチャ
 〜自動販売機のカップ機構制御ソフトウェアアーキテクチャの構築〜
熊崎 敦司,後藤 修平,野呂 昌満,張 漢明(南山大)

コンポーネントベース分散システムのためのアーキテクチャ再構築フレーム
ワークX-Views
方 学芬(SRA-KTL),玉井 哲雄(東大)


11:00-12:30 セッション4A(会議室A)「信頼性」
司会:張 漢明(南山大)

プロジェクト運営におけるエラー・プローン分析の活用に関する研究
原 正雄,阿部 仁美,岡崎 毅久(日本アイ・ビー・エム)

インクリメンタル・イテラティブ開発プロセスにおける潜在設計欠陥を考慮
したソフトウェア提供期間予測モデル
野中 誠(東洋大),東 基衞(早稲田大)

C++クラスライブラリを用いたホスト/ターゲット処理一体記述の提案と評価
藤居 創,若林 隆行,高田 広章(豊橋技科大)


11:00-12:30 セッション4B(会議室B)
パネル「オープンソースビジネスの難しさ」 
司会:藤枝 和宏(北陸先端大)
パネラー: 鈴木 大輔(ヴァインカーブ),
    佐渡 秀治(VA Linux Systems ジャパン),
    具志堅 隆児(オープンテクノロジーズ),早川 豊(日立SSL)


12:30-13:30 昼食

13:30-14:50 セッション5A(会議室A)「開発手法2」  
司会:水野 修(阪大)

インタラクションプログラミング:インタラクションデザイン駆動型
アプリケーションの開発
青木 淳(SRA-KTL),中小路 久美代,山本 恭裕(東大)

WebTracer: 視線を利用したWebユーザビリティ評価環境
阪井 誠(SRA-KTL),中道 上,島 和之,松本 健一(奈良先端大)

項目間の対応関係を用いたXBRL財務報告書自動変換手法の提案
高尾 祐治,渡辺 貴史,松下 誠,井上 克郎,湯浦 克彦(日立)

13:30-14:40 セッション5B(会議室B) 「オープンソース」
司会:具志堅 隆児(オープンテクノロジーズ)

iHORBを利用したキラーアプリケーションを目指して―携帯電話投票シス
テムと手話学習システム―
田中 浩平,赤木 則之,宮本 弘之,藤本 達也,大西 荘一(岡山理科大)

次世代OpenPGP公開鍵サーバOpenPKSD〜Rubyによる実装
鈴木 裕信

ソフトウェアファーミング:OSSコンポーネントリポジトリ構築のための
社会技術的支援環境
葉 雲文,岸田 孝一(SRA-KTL),山本 恭裕,中小路 久美代(東大)

15:20-17:00 セッション6A(会議室A)パネル「使えるの? UML2.0」 
司会:佐野 元之(オープンテクノロジーズ)
パネラー:宮崎 比呂志(富士通), 酒匂 寛(Designer's Den),
    蔵川 圭(奈良先端大),他
17:00-21:00 BOF

15:10-17:00 セッション6B(会議室B) 「プロセス」  
司会:和田 典子(ソニー)

現場主体のプロセス改善
宮田 重明,田口 正巳,渡辺 裕蔵,久保田 光,古石 ゆみ(SRA)

コスト管理・生産性目標値の決定に向けた生産性ナレッジの構築と適用事例
松瀬 健司,大石 了司,上原 学(リコー)

市販データベースソフトを利用した簡易なプロジェクト管理ツール
菅原 耕一(富士写真フイルム)

混乱プロジェクトの予測へのベイジアンネットの適用
水野 修,天嵜 聡介,山之内 太,菊野 亨(阪大),高木 徳生(オムロン)

17:00-21:00 BOF


********** 7月11日(金) **********
 9:00-12:00 クロージングパネル(会議室)
パネル「実践的ソフトウェア開発手法」
司会:蔵川 圭(奈良先端大)
パネラー:熊谷 章(東京エレクトロン), 岸田孝一, 青木淳(SRA-KTL),他

12:00-12:30 クロージング(会議室)


********** 併設BOF(Birds of a Feather Session)のご案内 **********
 セッション6Aおよび6Bに引き続き,BOFが開催されます.BOFは,特定の
テーマに関して問題意識を持つ人々が集まってインフォーマルな討論を行
うものです.

7月10日 17:00-21:00
UML(会議室A)  司会:佐野元之(オープンテクノロジーズ)
詳細は下記URLを参照してください.
http://cas.aist-nara.ac.jp/ss2003/BOF/uml.html

プロセス(会議室B) 司会:十九川博幸(日立システムアンドサービス)
詳細は下記URLを参照してください.
http://cas.aist-nara.ac.jp/ss2003/BOF/process.html


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[参加申込要領]

 シンポジウム参加費
 SEA および協賛団体会員   35,000円
 SEA シルバー会員*1   20,000円
 一般     50,000円
 学生     10,000円
 併設チュートリアルのみ参加*2     T1  5,000円
         T2  2,000円

 *1 SEA 正会員で満 60才以上の方
 *2 シンポジウム参加者は無料です.T1,T2とも定員は50名で
 申し込み順に受付けます.

 申し込み方法:
 下の申込書に必要事項を記入し,E-mail または FAX で,SEA 事務局まで
お送りください (事務処理の簡素化のために,できれば E-mail でお願いし
ます. なお,住所欄は郵便番号だけでなく,町名地番までお書きください).
折り返し参加証および請求書をお送りします.なお,締切りは2003年7月2日
(水)です.

〒160-0004  東京都新宿区四谷3−12  丸正ビル5F ソフトウェア技術者協会
FAX: 03−3356−1072      E-Mail: sea@sea.or.jp

宿泊先のご案内:
下記のURLをご覧下さい.
http://www.hirosaki.co.jp/
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ソフトウェア・シンポジウム2003参加申込書
FAX:03-3356-1072, E-Mail: sea@sea.or.jp

申込日: 2003年________月________日

      氏名(ふりがな): _________________(______________________)

      種別:     □ SEA 会員         (No.            )
               □ SEA シルバー会員 (No.            )
                □ 協賛団体(                   )会員
   ・・・所属団体名と会員番号を明記
                □ 一般
                □ 学生

      参加形態: □ シンポジウム (7/9-11)
                □ チュートリアル (7/8)
      ・・・・・・・・T1, T2 いずれかにチェック
   □ T1: ソフトウェア開発のモデル化
   □ T2: CMMI概説

      参加費: ______________ 円
 (7/8のチュートリアルのみ参加の場合,
   T1は5,000円,T2は2,000円です.)

      会社(学校)名: __________________________________________

      部門 & 役職 : ____________________________________________

      住所  〒_____________−_______________:

              __________________________________________________

      TEL: _____-______-_________ (内線________)

      FAX: _____-______-_________

      E-MAIL: __________________________


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