fj.sci.physicsにShin-ichi TSURUTAさんから突然振られてきたんで
どんな議論がされていたのかfj.life.religionをちょっと覗いてみました。

"IchirouYamamoto" <1suke@104.net> wrote in message news:ba31dt$rv2$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp...
> 
> "Shin-ichi TSURUTA" <syn@emit.jp> wrote in message
>  news:b9plm7$110o$1@nwall2.odn.ne.jp...
> 
> > そっくりとは、どういう観点でそっくりといえるのですか?肉の構
> > 造ならば、人間と鼠の方が、人間と光子よりも遥かに近いです。
> > 
> > で、そのそっくりの肉体は光子一個で構成されるのか、複数の光子
> > で構成されるのかどっちなんですか?
> 
> ここでは,複数の光子で構成されていると考えるべきでしょう.
> ただし, 光子についての理論は,現代でも明確に解明されていません. 

光子については非常に詳しく解明されております。

手短なところでは「電弱理論」、より詳しくは「標準理論」を手がかりに
調べてみては?

それと、単なる勉強不足からくる浅はかな理解でもって妙な理論展開は
しないほうがいいよ。むしろ、もっとたくさん関連書を読むべきです。

# トンデモ本でなくきちんとした専門家が書いた本のことです 
# 最近では啓蒙書でもわかりやすいものがたくさん出てますしね


> たしかにある実験により,一定振動数の光を照射すると光電流は,
> 光の強さに比例することはわかりました.
> しかし光電効果により,光の振動数が金属によって定まる最小値が
> 規定されること,そして光電子の持つ最大エネルギーが,
> 光の強さには無関係で振動数の増加とともに比例するという事実は,
> 波の性質として矛盾するものですし,エネルギー不変の法則から
> いっても矛盾するものです.

単なる勉強不足です。量子力学をきちんと勉強すればそんなことは
言わなくなります。


> つまり人類は,
>  『光(光子)の性質についてまだ解明していない,』
> ということに尽きると思います.
> 宗教を,そっくりそのまま現代物理学に当てはめようとすること自体が,
> 間違いであろうと思います.

「宗教」というのは、人間が有限で不完全な存在であることから来る
無限(永遠)や完全を求める思考や行動のことだと思ってます。

もし、人間が生まれながらにして全知全能で完全だったら神を求める
なんてことはしないでしょう。あるいは、生まれながらそれ以上成長
できないものだったら成長の究極を想像できず、神なる概念も生まれ
なかっただろうと思います。

つまり、人間が不完全ながら成長する要素を持っているがゆえに
完全なる存在を想像し、それを「神」と名付けているのでしょう。

だから、どんな未開の地であっても自然発生的に「神」なる概念を
作ってしまうのです。ですから、人間である以上、神なる概念を
作り上げる機能が本来的に備わっているのです。

ということで、「神」というのは人間が作り上げた単なる概念的な存在
なのです。

                 マタイ伝666章より(笑)