来週、月曜日、
円は120円30銭台から円安は加速する可能性がある。
基本的に、歯止めがないというファンダメンタルズであると思う。

歯止めというなら、第二の9.11がアメリカに起これば別だがもはや経済指標は
次々と繰り出す(どこまで本当か疑わしい)数字で、塗り固められ、
安倍政権は、日銀の17,18日の政策金利を決定する会議に対し、圧力を加えて
いる。これで福井がひるめば、もはや歯止めはない。たとえ、ひるまなくて
も、歯止めは利かない。福井の任期切れ後は、安倍政権のイエスマンが着任す
るだろう。日本は、このような節操のない政治を続けていては亡国である。

円安大歓迎などとノー天気なことをいっていては経済音痴もはなはだしい。
ここで仕込まれた円安の次に来るのは、その逆のドル安である。
この節操のない為替相場では日本は沈没していくだろう。
円安の黒字は米国に流れ、そして、ドル資産に変わったところで、ドル暴落。
いつか来た道ではないか。竹下時代にも。

米軍がイラクに1日いれば10億ドル必要である。1200億円だ。
またしても増兵。狂ったアメリカ。その金は、米国の軍需産業に流れ込む。
狂ったように円安街道を爆走する安倍政権の意図は、まるで米国代理店のよう
にさえ思える。貿易黒字は、結局は、米国軍需産業への支出に還流するのであ
る。改憲、派兵に全力疾走の安倍政権。行き着く先は見えるではないか。

日本の生保はじめ、年金等の投資も失敗するのである。狂った円安、貿易黒字
だけで、終わらないのである。