権力に暴力で制圧されるだけ。

有識者は、不戦、護憲、労働権を実現すべく、日本民約論をセンセーショナル
に日本国民に敷衍しなければならない。いわば、まずはじめに政治哲学ありき
なのである。

この思想は、いわば、ゲバ棒ではない全共闘思想である。
全共闘思想の欠点は、ゲバ棒だが、利点は全学連のようなトップダウンの大学
自治組合ではない点である。誰の公認もいらない。手近な仲間が、集団をつ
くって全共闘に加わればよいだけ。非常に単純で、ボトムアップ式。磁石のよ
うに鉄ならなんでもくっつく。ただ、これは利点と同時に、ゲバ棒集団を生
み、先鋭化して自滅、壊滅した。が、同じ全共闘的加入方式であっても、少な
くとも、日本難民党は、日本再建の経済、政治の新ルソー並の理念を持った
集団でなければならない。食って行けない破産国日本のなかで、生きるために
人間の知能はそのような核となる理念に向かっていくのである、それが、スパ
イラルで進化する人類の姿なのだ。


核となる理念。それは、一言で言うなら、企業は利潤追求のためでなく、人間
の労働を守るために存在するということである。
役所は、パーキンソンの原則よろしく仕事がなくても肥大化する。よって、公
務も、人間の労働をはじめとする基本的人権を守るために存在するという核と
なる理念が必要である。自己批判の目、外部からの監視の目は、つねにオープ
ンに議論され、反映されるように法体系を組み替えることである。

このような政治をするには、それなりのハートをもった人材と、指導的理論家
が各種必要なのである。
労働は商品市場下の商品などではないが、法律や理論は、理論市場、法律市場
で、つねに、人間の為になっているかどうかという価値基準で競争させられね
ばならないのである。これが立法府の役目であり、本来は立法府はこうした、
人間を守る理論や法律の市場でなければならなかった。

ところがいまや立法府は、市場としては腐ってしまっているのである。
大企業や米国やパーキンソンの原則に生きる官僚など体制側を守る、一般人を
競売で叩きうる市場と化してしまったのである。その結果、天は日本を破産さ
せるのである。時間の問題。

日本破産は、このような人間競売市場化した日本の国家では、救済されない。

日本難民党は、明日の日本をめざして、まったく新しい、破産からの再生を視
野に入れた理念的カンフル剤政党でなければならない。

時は今、ところ足元そのことに、打ち込む命、真の御命(みいのち)