わけのわからない宗教呪文を唱えながら
ぞろぞろと、悪魔のあとにくっついていく眠れる日本人。

天皇教なきあと、自前の憲法教や、戦争のマッチと火消しのポンプの両方を売
る米国の尻を追っかけて、日本は自滅憲法に向かっている。

変えるべきは憲法ではなく、富再分配、労働の理念の再構築、そして、
利害を公平にする心を持った選挙による政治革命に他ならない。
そんな政治シンクタンクも出現しないで、選挙などしても政治は変わらない。
政党名を変えても、政党を変えても、ぬいぐるみの中の人は、狼のまま。

労働組合が壊滅しているいま、それに変わる政治のブレーキはない。

ひとまかせ、組合まかせにしない人間の集団が、あちこちに起こり、それが全
共闘的に、どんどん連結することである。市民運動もその一つだが、市民運動
レベルではお話にならない。
だが、こうした自然発生的集団の登場は、日本破産を契機に全国的に起こるだ
ろう。もはや、回避不能の線を越えた。

政治は、この現実をまったく直視していない。それゆえ、来るべき日本破産の
混乱はもはや、想像を絶する社会混乱が予想される。日本脱出の準備完了の支
配者階級も多数いると聞く。すでに実行している人も多いようである。
企業も早々と海外に拠点を移している。ますます加速するであろう。

年金ごときの問題で、めくらましさせておいて、時間稼ぎ。
隠し玉は、恐るべきジョーズの口になって待ち構えている。日本人の盲目的墓
場への大行進。これが日本壊滅の最後の静かな6月になるのか。
改憲軍国化は最後の大花火作りという金儲けにとって必須。花火とともに日本
人民は消えていく。