数年前から短波放送を学生時代を思い出して聞き始めた。
 動機はロンボック(唐辛子)島へ行った時、丁度チモ−ル紛争の最中で状況が知りたかった事。 上海滞在時にワ−ルドカップの日本代表の状況を知りたかった事等だが、以来定時に聞く番組も増えて来た。
 早朝放送(AM5:30)される「しおかぜ」と言う放送がある。御存知の方も多いと思うが、北朝鮮拉致被害者に向けた放送だ。当初は名前の読み上げだけと思っていたが、家族の肉親宛の手紙の代読を聞き、肉親の家族を思う気持ちに、もう残された時間が無いとひしひしと感じさせられる。 この事は政治問題では無く、別の次元で語られるべき事との思いもある。
 旧軍には残地諜員なる役目をされる人が居たが、もし今もその機能が残されていたならば、もっと解決は早くなるとすら感じる。 新防衛大臣は、女性ならではの細かな配慮で、在外諜報組織の充実に力を注いでほしい。 御本人が、落下傘部隊であり、刺客であるのだから、「くのいち」は使わないとは言えないだろう。
 イランのテヘランからの日本語放送AM6:00 核施設問題の推移を興味を持って聞いているが、VOAやBBCの内容とは大きく隔たる事がある。 考えたはイランの方が正しいと思う事もしばしばある。 文化、宗教の違い以前に不信感を持たれた大国の横暴をまざまざと見せつけられているとすら感じる。 地下資源(石油)の枯渇は即収入の無い国になる事を考えれば、国際石油資本と大国のエネルギ−戦略に組みしない事も、大切な事だろう。
 英語放送(局失念)で、7月以降インドネシアの航空機のEU域内での飛行禁止処置の発行と言う事があった。インドネシアの航空機と言えばガル−ダ航空で、官僚の師弟が多く乗り組んでいる事で有名であるが、私に取っては機内で喫煙出来る非常に数少ない航空会社の印象が強い。 ガル−ダにはA300シリ−ズは無かった?のだろうか。
 EUの安全基準を満たしていない事が理由だそうだが、特定の国の飛行禁止は相互主義から言えば、EUの航空機の直行便も無くなるのだろうか。 インドネシア各地にはシンガポ−ル航空が国内線の如く路線を持っている。 A380の最初の発注者への御褒美にインドネシアに当て付けをしているとしたら、此も問題だろう。 真意は判らないが、弱い者いじめに思えてならない。
 確かに、ガル−ダの事故率は高くなっているし、国内線も驚くほど古い機体も見られたが、アメリカ程古くも無いし、手入れはアメリカの国内ロ−カル線に比べれば良くできていると思っていたのだが。
 参議院選挙など関係ない程、世界はめまぐるしい。 それだけに、外に強い政府が必要に感じる。 From Hiroshima と言うだけで、気の毒そうな顔をされる事が無い様にしてほしい。