"Koichi Tazaki" <tazaki@ntlworld.com> wrote in message
news:wklluo1kuz.fsf@ntlworld.com...
>
> を挙げておきます.本の内容に賛成するにせよ,反対するにせよ
> 環境問題に興味がある人には読む価値はあると思います.

ダイオキシンの場合には、先に、高額焼却炉の売りこみをめぐる思惑の
あったことが指摘されていて、それなら始めから、環境ビジネスとして
妥当な範囲で行けばいいのに、ダイオキシンの危険を煽ったのは行き過
ぎ、と。

このような視点から、そのような番組であった一つの「ニュースステー
ション」について考えてみると、山峡ダム肯定派であったり、都心マン
ション売りこみ派であったり、水素燃料派であったり、ジンジャー派で
あったり、政府批判、自民党批判、米国(戦争)批判を折り込みながら
の、ビジネスに熱心。

環境派の啓蒙と市場開拓の努力も見られるが、偏向も見られる。ダイオ
キシンの件は安井・渡辺学派との因縁の対決でしょうが、不可解なこと
には、山峡ダムの件では環境派の見解を黙殺しているはずだし、都心マ
ンションの件では朝日的縄文派と対立し、水素燃料の件では他ならぬ開
発側の現実路線に毒づき、ジンジャーは米英軍から軍事利用が検討され
ているなど、皮肉が生じています。また、昨年の南京大虐殺ものでは大
ボケ。有明の海苔の件も、どうやら他の要因。


>   「何もしなくていい」という現状容認論とのすりかえ。
>   その一方で、変な産業団体とかが現状容認論に使ってしまうのも
>   おもしろくないので、これは邦訳時の解説などで釘をさしておく必
>   要あり。
> とも書いてあるように,現状容認本ではないことに注意してね.

つまり、ダイオキシン等の件で、行き過ぎあり、と断定されると、先に
騒いだほうのメンツが後で潰れるわけなんです。だから、危険性を説く
ほうにこそ、偏向した思い込みから突っ走ることのないような注意が必
要、と。

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