科研費、年度末、成果買い取り
新城@筑波大学情報です。こんにちは。
In article <3993881news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp>
kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) writes:
> 毎年、同じもの出したれとか思うが、結局、なんかゼロから書い
> ているっぽい〜 科研費は使いづらいしね。
科研費は、他の予算と比べるとかなり使いやすい方だと思います。
他の予算(名を伏す)だと、計画書に書いてないから買えないとか。
計画通りに行くのが「正しい」という思想。新聞レベルの正しさと
しては、そうなんだけれど、実際の研究成果が増えるのかという、
当初の目的に立ち返ると、それは違うだろうと言いたい。
> 年度末の使いきりで、誰も得してないのがなぁ。
年度末に使いきれない予算を返還しようとすると、事務で先に使っ
てしまつた間接経費が返還できないという話が出てきたりするし。
返還した分の半分でも、また自由に使える予算として戻って来てく
れたら、いいんだけれどなあ。
ローカル・ルールもけっこうきつい。法律でOKに変っても、ロー
カルの事務は数年かかる。法律にないことを勝手に規制している。
> 研究成果の買取りと言うようにして、予算申請とか審査とか、計
> 画とかやめちゃえみたいな。その代わり、安い均一なばらまきに
> する方が良いかな。
科研費などの審査は、成果買い取に近い様相はあります。つまり、
提案内容の良し悪しではなくて、過去の成果で採否が決まるような
所があります。(審査する方が自信がないんですよね。)
均一バラマキも、Basic Income 的で面白い。バラマキだと、研究
者が遊んで何もしなくなるのではないかという話をなんとかしない
といけないのかも。たしかに、文系の教員で学校に来ないで働いて
いるのか不明な人もけっこう居るからね。
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\
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