Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!gcd.org!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!oix.u-ryukyu.ac.jp!u-ryukyu.ac.jp!ie.u-ryukyu.ac.jp!gama.is.tsukuba.ac.jp!yas From: yas@is.tsukuba.ac.jp (Yasushi Shinjo) Newsgroups: fj.comp.lang.perl Subject: Parrot and OS/VM Date: 26 Dec 2004 16:17:14 GMT Organization: Institute of Information Sciences and Electronics, University of Tsukuba Lines: 43 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: kirk.hlla.is.tsukuba.ac.jp X-Trace: gama.is.tsukuba.ac.jp 1104077670 8314 130.158.85.129 (26 Dec 2004 16:14:30 GMT) X-Complaints-To: usenet@gama.is.tsukuba.ac.jp NNTP-Posting-Date: 26 Dec 2004 16:14:30 GMT In-reply-to: Masanori HATA's message of Sun, 26 Dec 2004 16:07:27 +0900 Xref: ccsf.homeunix.org fj.comp.lang.perl:91 In article Masanori HATA writes: > > Java みたいなJITが推進されれば、互換性はbyte code ( = syntax tree) > > で取られるんで、アセンブラのレベルの互換性は関係ないんですよね。 > > 僕がアセンブリに興味を持つきっかけとなったのは、Perl の方の話題の関係 > で、parrot をいじってみようかなと思ったのが、事の始まりだったんです。 Parrot って、Perl 用の VM の機械語なんですか。 > Java VM とか、その MS パクリの .NET とか、オープンソース陣営の parrot と > か、そういうものが段々と頭をもたげてくるのを見ていると、とりあえず BIOS > レベルで parrot に対応しておいて、あとは OS でもなんでもかんでも parrot > の上で走らせちゃえば、OS すらハードウェア非依存にできてしまえる“可能性” > はあるわけです。 標準理論では、OS の仕事は、ハードウェアの違いをソフトウェア から隠すものです。ですから、OS はハードウェアに依存してもい いというか、依存する部分を OS に押し込めます。標準理論ではね。 Parrot の世界で、ハードウェアに依存する部分は残るんですか? それは、何と呼ぶんですか。単に言い換えただけですか。 > RISC プロセッサのように単純な命令だけをハードウェアに実 > 装しておいて、それを組合せた複雑な命令機能はすべて VM 側に任せておけばい > いような気もします。すると、ベクタ演算を詰め込みまくった IA-32/64 系プロ > セッサって(Athlon も含めて)、なんだか、決して“都会派”じゃないって感じ > がするんですよね。 VLIW の Crusoe の Code Morphing のようなものでしょうか。Code Morphing って、VM とか user-level OS を速くするのに使えそう な気がするんですけど、効果が今一つ見えないですね。動かすアプ リケーションに応じてハードウェアが適応するというのでも見たかっ たのですが。 > # ただ、G5 PowerPC も、Pentium のようにベクタ演算機能を肥大化させる方向 > # 性にあって、同じ轍を踏みつつあるそうですが……。 ハードウェアの製造元は、ハードウェアを増やすのは簡単でしょう からね。生物の進化でもそうですが、世の中複雑化するというのは 自然の摂理なんでじょう。進化が行きすぎると、絶滅します。 \\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\ \\ 筑波大学 電子・情報       \\