Re: The SCO Case
新城筑波大学情報です。こんにちは。
In article <ul8k79y2kcx.fsf@pine.yorie.netside.co.jp>
MOCHIDA Shuji <mochid@netside.co.jp> writes:
> 持田@NETside です。
> IBM は「ある一群の勢力が Linux の普及を阻止しようとしている」とか
> 言い出してるみたいです。IBM が負けたら SCO を批判した側の
> イメージがどうなるかということも考えておいた方がよさそうです。
一群の勢力の中にマイクロソフトは入っていてもいいんじゃないかと。IBM と
マイクロソフトは、.NET とか Web サービスなどで連携しているし、仲がいい
ように見えるんだけど。
著作権に関しては、次の cnet の記事が面白いですね。
------------------------------------------------------------
http://www.japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20060273,00.htm
エンタープライズ:
L・トーバルズ:SCOの主張は「ゆすりも同然」
2003年8月1日(金) 16時51分
------------------------------------------------------------
見出しは刺激的ですが、中身の Linus のインタビューの答えが面
白いです。
----------------------------------------------------------------------
Torvaldsは、これは「集合的著作権」の問題のひとつで、作業の結果生まれた
集合体の、個々の部分に関する著作権と、全体に関する著作権とは別のものだ
と言う。
「IBMがいくつかの部分のコード書いたとすれば、その部分のコードについ
ての著作権はIBMにある。だから、その同じIBMのコードがLinuxのなかに見ら
れるのなら、たとえそれが一行違わずそっくりだったとしても、Linuxのなか
にある以上、SCOにはそのコードについて何の権利もない。SCOが集合的著作権
を保有しているのはUNIXで、Linuxのなかのある特定のコードではないからだ」
と、Torvaldsは述べた。
----------------------------------------------------------------------
これに対してSCOの主張は、SCOとIBMの契約で、Unix の「派生物
(derivative works)」を公開することを禁じていると。
禁止していても、それが有効かという話もあるし、どこまでが派生
物で、どこからが独立したものかという話もあります。2つのシス
テムで動くものは、その時点でもう派生物とは言えないと思うんだ
けどね。
> > マイクロソフトが買う、というのはどうでしょうか。
> そうなったら商用 UNIX が UNIX 離れ(SysV 離れ)して、SysV が
> 葬り去られるのではないでしょうか。かくして、「Unix をメシの
> タネにしている連中の収入を取り上げる」という、タネンバウム教授の
> 予言が実現する、と。
どういう予言なのか、意味がよくわかりません。
Unix をメシのタネにしている連中というのは、具体的に誰ですか?
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735