それにしても、わが国の日銀なる機関は、お上の従属機関でまったく先進資本
主義国からみればお笑いだ。
国家資本主義というにふさわしい。中国、ロシアとこの点ではかわらない。
こんなことでは、欧米の資本主義諸国から見れば、実に、円というのは信用の
ならない安物三流通貨だ。

低金利でないと国家破産するという財政そのものが問題なのに、なんらこの方
面の解決をせず、軍事費突出の予算垂れ流しを続け、金利はいつまでたっても
ゼロに等しい。悪循環だ。やがて来るハゲタカファンドに食い物にされる、団
塊世代の退職金。これもハゲタカの戦略か。

それにしても、異常な低金利+異常な米国経済指標+異常な高止まりのドル円
だ。さらに数段高く跳ね上げるなら、何かが現象としておきてくるだろう。

わが国の輸入食料品や原料資材は高騰する。物価高。インフレの懸念だ。
原油は安くなったがいつでも跳ね上がる危機にある。
日銀は、そのときインフレ抑制に金利引き上げをできるか。
大きく引き上げれば、国家財政の破綻も視野に入ってくる。
預金金利など増えても、インフレで目減りするだろう。
そのときは、ハイパーインフレに向う可能性すら出現するだろう。

日本の経済はますます、ひどくなる。薬の量がまるでだらだら緩慢だ。