レバレッジを効かせた市場はなにも外為市場のみではない。
われわれの普通の会社社会そのものがじつはレバレッジ社会のではないでしょ
うか。

学歴社会も、二世優待社会も、金持ちだけがいい思いをする社会も、これは人
間の進化には寄与しない。負けて再登場をさせるだけでは、恐竜が支配する弱
肉強食の世界構図を変えられない。

労働とは、機械のスピードに人間が合わせる社会では実現できない。
人間のスピードに社会をあわせる労働にしなければならに。
政治も、経済もすべてが人間が人間以外の基準で動いていることで矛盾に陥っ
ている。

この際、労働とは金との交換要素という単細胞の定義から、労働とは生きがい
であり、衣食住を充足するなかで表現できる人間の表現の自由に基づくものだ
という基本的人権の一つとしての労働権に認識を変えた社会にならなければな
らない。