"S.Odawara" <office@whiteboard21.com> wrote in message
news:bop80b$1gc3qt$1@ID-213405.news.uni-berlin.de...
>
> 君は市民が活気付くことが左に傾いてるという見方をすれわけですね。右か左かだ
> けを見てきょろきょろするタイプですね。

改革協力体制強化の密約があるとか、改革骨抜き体制強化の密約があるとか、情報次
第ですが、前者かな。

一部に小沢民主党への期待が多いわけで、Shin-ichi TSURUTA氏の意見も、その辺り
への期待からでしょうか。しかし、そこが再分裂の火種とも言われています。今後の
舵取り次第でしょう。マスコミの知恵者による振り付けは、マスコミ好みの日本型リ
ベラル政党化という方向らしく、民主党が乗るかどうか、ということになります。た
だし、旧自由党により改憲派が増えたことになります。

今回は概ね、民主党の力で自衛隊のイラク派遣を阻止して貰いたい、という世論の喚
起、これが、リベラル派マスコミの術策であったわけです。そのためのテコ入れであ
り、あわよくば、公明党を引き込んで、反戦機運を達成しよう、ということ。ただ、
一口にリベラル派マスコミと言っても、流儀はそれぞれで、日本のテレビ界に多いら
しい親米派であるロックフェラー人脈やCNN派の他、英国派やロイター派、親仏派、
また反米派もあります。

細かいことには、政教分離論から公明党を批判していた勢力ですら、民主党と公明党
の連立を画策して自民党を揺さぶろうとしていたことです。背景としては、教育基本
法改正にまつわる愛国心教育導入を懸念する教育関係が、その再考または緩和を公明
党に依頼しており、水面下での折衝に入っているらしいこと。

今回、市民が「活気付くこと」のように動いて見えたのであれば、それは違います。
投票率は低いままですから。選挙結果からして左に傾いたのではなく、拉致問題から
共産・社民という左を捨てたということです。また、比例区では民主党にしよう、と
いう情緒的な判官贔屓はあったでしょう。結局、自民党、単独過半数ですが。

民・自合併効果により、新民主党は、左翼間の面当てという危険水域から抜け出しつ
つある、という見方が可能かもしれません。この機会を活かすべきでしょう。共産党
の場合、アメリカ追従批判・消費税増税批判で闘いましたが、いずれも空振りであっ
た、と。

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