5月12日の毎日系のニュースより。
メキシコ上空で、麻薬の密輸を監視していた同国空軍機が、機上より高速で飛行す
る怪しい光を目撃、ビデオカメラで撮影した。
「その光がユーフォーなのかどうかは確認できませんでした」
確認出来んからUFOっちゅうんじゃい!

誰なんだ、最初にUFOをユーフォーって読んだ奴は?


グランセイザー第32話「宇宙飛行士の悪夢」です。
・・・第4惑星にでも行ったか?「ぬるい!砂糖も多い!!」

○ショッピングモール
父親のネクタイを見立てている娘。バースデープレゼントのようだ。
彼はヘンリー・若杉。宇宙飛行士だ。そして、娘のリサ。
店を出たとき、父親は怪しい人影を目撃する。

○オープニング
ヘンリー若杉役、木下ほうかさんは、「ゴジラ対スペースゴジラ」の大野隊員・・
・おぼえてない。
その娘・リサ役は、熊谷知花さんは、「アニー」など、ミュージカル舞台で活躍
中。まだ15歳。

○立体駐車場
天馬が配達をしていると、女性の悲鳴が聞こえた!
「やめろ!!」
天馬が駆けつけると、襲っているのは異星人だ!
変身して戦うタリアス!
強烈なショルダーアタックを喰らいながらも、何とかクロスボー・パンチで撃退に
成功した。

ショックで呆然としているリサ。
「パパが・・・パパが・・・」
天馬が物音に気づいて階段に行ってみると、下の階との踊場に若杉が座り込んでい
た。
無事のようだ。

○京南大学病院
例によって、二人は伝通院先生の病院へ。
リサは鎮静剤で安静を保つ。
天馬は襲撃の状況について質問するが、若杉はまだ混乱しているようだ。

博士に報告しに戻ろうと、廊下を歩いている天馬は、背後に怪しい気配を感じた。
だが、彼が振り向いた時、人影は消えていた・・・。

○堀口研究室
「宇宙飛行士?」
博士の調べによると、彼は日系人初のスペースシャトルの船長なのだ。

若杉・・・若田さんのパロディかな?

彼が船長を勤めたスターライト号は、乗組員の一人スペンサー・マクラーレンを心
臓麻痺で失っている。
その後若杉自身も、不可思議な言動を残して、宇宙飛行士を引退している。
シャトルの修理のため、船外活動中に幽霊を見たという・・・。

○京南大学病院
愛ちゃんがリサちゃんに付き添っている。
彼女はうわ言でしきりに父親を呼んでいる。
伝通院先生が様子を見に来た時、病室の外でガラガラヘビが発するような、妙な物
音が聞こえた。

音をたどって地下駐車場まで降りた先生に、突如襲い掛かる異星人!
敵を駐車場の支柱に叩きつけ、何とか振りほどき「装着!」。
怪力でレムルズを投げ飛ばす異星人!
「アイアンゲイル!」連射を叩き付けられ、姿を消す。
床には血液のようなものが付着していた。

異星人出現の知らせを受け、天馬がやって来た。
付着物をサンプルとして回収した先生は、彼にそれを託す。
「若杉さんは?」
「それが、夕べから姿が見えないんだ」
「え?」
その時、理沙ちゃんの病室から、愛ちゃんの叫びが!?
「先生!!変な男が!」
先ほどから若杉や天馬の周囲に現れている、黒ずくめの男だ。
「あいつ!」
天馬が後を追う!

地下駐車場まで降りたところで、天馬が彼の前に回りこんだ。
「何で逃げる?あんた一体何者なんだ?」
「待て。私はマイク・唐木。NASAから派遣されたエージェントだ」
「NASA?」

○堀口研究室
天馬はマイク・唐木を、博士に会わせた。
唐木はICレコーダーを取り出した。
「これはヘンリー・若杉の宇宙服に装着されていた、ボイスレコーダーだ」うそつ
き!
『What is it? So bright・・・.I think・・・I see
some・・・.』
「なんて言ってるの?」アホ天馬・・・。
「何だ、あの光は?誰かいるぞ?」
『Is not human!』
「人間じゃない!」
『Oh my God!!It’s the monster! 』
「何か、生き物だ!・・・怪物だ!」
その後は、彼の叫び声と、謎の音が・・・。
「この音は、あの怪物が現れたときに聞いた音と同じだ!」

「新・科捜研の女」で、地下に埋められていたICレコーダーから、記録された音
声を拾ってましたが、可能なんでしょうかね?

○京南大学病院
翌日。
リサちゃんが意識を回復した。
早速、昨日の出来事について質問する先生。
「パパが!・・・パパが!」

天馬が先生に、唐木のことを話した。
「NASAから?」
「宇宙空間で若杉さんの体に、宇宙人が乗り移った、と言っているんだ」
「やっぱり本当なのか。リサさんが証言した。怪物の正体は、若杉さんだって・・
・」
「なんだって?もし若杉さんなら、娘さんを襲ったりなんかしないだろう」
「姿かたちは若杉さんでも、中身は既に違うのかもしれない。
宇宙人が成りすましてるって事だ・・・」
「そんな!他人ならともかく、実の娘まで騙せるわけが無い!」
「しかし天馬・・・」

「リサさん、落ち着いて!」
「放して!あたしはもう大丈夫なんだから!」
病室では、愛ちゃんとリサちゃんがもめていた。
声を聞きつけて、天馬と先生が入ってきた。
「リサちゃん、落ち着くんだ!」
「パパを助けて!パパはきっと、死ぬつもりなんだわ!」
「なんだって?」
「あたし知ってるんです。パパが苦しんでいること」
彼女の話では、若杉は宇宙で怪物に襲われ、それ以来怪物に体を乗っ取られる悪夢
に悩まされていた。
「でも、それは・・・」
「夢じゃなかったってわけだ」
「パパもやっと夢じゃないと気づいたはずです。だからお願い、パパを!!」
「わかった!お父さんのことは心配要らない。
俺たちが必ず守ってやる!助けてやる!!」
「天馬」
「あれは怪物なんかじゃない。若杉さんだ。ここは俺に任せてくれ」

天馬が病室を出ると、御園木課長が沖田隊長と唐木を伴ってやってきた。
「ヘンリー・若杉はどこだ?知ってたら隠さずに教えるんだ」
「若杉さんをどうするつもりなんですか?」
地球人に危害を加える前に、抹殺しようと言う作戦だ。
「抹殺!?若杉さんを殺すつもりなのか?!」
「彼はもう、ヘンリー・若杉ではない。中身は地球外生物に完全に乗っ取られてい
るんだ!」
「御園木さん!」
「我々は、ヘンリー・若杉の身柄を拘束し、アメリカ側に引き渡す。
・・・上からの命令だ。仕方が無い・・・」
「仕方が無い?若杉さんの命を何だと思ってる!」
天馬の怒りに、唐木が答えた。
「一人の命のために、世界中の人々を危険に晒すわけには行かん!それくらい解ら
んのか!」
「若杉さんは、俺が守る!あんたらなんかに渡してたまるか!」
「相変わらずだな・・・」
「俺も、天馬の言うことの方が、正しい気がします」
先生も天馬に加担した。
「どうして簡単に、若杉さんを見捨てるんですか?
俺たちはもっと、若杉さんの命を救うために、やるべきことがあるんじゃないです
か?」

○アイキャッチ
と、カッコつけたところで、今週はレムルズ。

○堀口研究室
先生が採取したサンプルを、博士がシャーレに詰め替えていると、突然水晶板が光
り出した!
「未加、もしかすると・・・」
博士はシャーレを水晶板にかざす。
水晶板は輝きを増し、部屋いっぱいに太古の襲撃の記憶を映し出した!
「やはりそうだったのか。この水晶板には、まだまだ我々の知らない情報が残され
ていたんだ!」
当時の物質を近づけると、それに関する情報が表示される。

敵の宇宙船が撃墜され、一人の異星人が飛ばされた。
彼の亡霊が、そのまま衛星軌道を漂い、地球人を呪い続けた・・・。

○よみうりランド オープンシアターEAST
昔、松山千春のライブフィルム撮影のバイトをしたとき、フィルム・マガジンを抱
えてここを走り回りました。

天馬が若杉を見つけた。
「・・・娘が小さい頃、よくここへ連れてきたんです。私、ずっとNASAにおり
ましたから。
娘・・・リサとの思い出は、ここしかない・・・」
「リサちゃんは心配してます。パパを助けて欲しいって」
彼は自分の体験を、天馬に語り始めた。

船外作業中。
「What is it? So bright・・・.」
怪しい光が、彼に接近してきた。
「Is not human!Oh my God!!It’s the monste
r! 」

「おそらく、あの時怪物が、私の中に宿ってしまったに違いない」

○堀口研究室
「この水晶板で、若杉さんを救えるかも知れん!急ぐんだ!」
あわただしく外出準備をする博士と未加ちゃん。

○よみうりランド オープンシアターEAST
「・・・もう、覚悟はできています。娘に危害を加えるくらいなら、私は・・・死
んだ方がいい・・・」
「待ってください。あなたの体から、怪物を追い出せばいいんです。そうすれば
!」
「天馬!!」
御園木課長たちだ。
「今から我々は、若杉の身柄を拘束する!邪魔するんじゃない」
会場の周囲には、月光隊が配備されていた。
「待ってください!若杉さんを助けてやってください!」
「残念だが、あきらめろ。もう引き渡すしかない」
「拘束されたら、若杉さんはすぐに殺される!あんたにだって、そんな事ぐらい
判ってるだろう!」
その時、怪音がして、若杉の体が異星人の姿に変貌した!
驚いた沖田は、思わず「撃て!!」
包囲した部下たちが、一斉に射撃を開始する!
銃撃を受けた異星人は、ジャンプで隊員に急接近、格闘戦を挑む!
あっけなく倒される隊員たち。
さらにジャンプして、ステージの屋根の向こうに消えた。
「御園木さん、ここは俺に任せてくれ!」
天馬が追う!
「早く追いかけろよ!」沖田に命じる唐木!・・・越権行為・・・。
「・・・はい!」
「沖田!攻撃は中止だ。後は天馬に任せるんだ」御園木が英断を下す。
「おい!」唐木が非難した。
「心配ない。後でNASAには、我々からきちんと説明する」
「何だと、そんな勝手なことが、許されると思ってるのか?!」
「・・・NASAに地球が守れるか?地球を守れるのは、グランセイザーだけだ
!」

唐木を威圧する御園木課長!かっこいい!!
後で問題にならなきゃいいが・・・。
NASAが地球を守るには、スーパー1の大量生産しかない・・・。

○京南大学病院
「お父さんは、必ずもとの姿に戻れる。あきらめちゃいけない」
愛ちゃんと一緒に、理沙ちゃんに付き添っている伝通院先生は、彼女を励ました。
「あたしをパパのところに行かせてください!」
「リサさん」
「パパを一人にしたくないの!あたしも一緒に戦いたいの!おねがい!」

○路上
天馬のもとへ向かう博士の車の前に、突然異星人が飛び出し、再びジャンプして
去っていった!
車を止める未加ちゃん。
そこへ天馬のバイクもやって来た。
「天馬、近くにあいつが居るぞ!」
「わかってます」
「怪物は、フェドラという宇宙人兵士の亡霊なの」
「あいつの中にはな、『地球人を滅ぼせ』と言う、超古代文明の命令がまだ生きて
いるんだ。
あいつには、自分が死んでいると言う自覚が無いんだ。
天馬、この水晶板を使って、あいつに教えるんだ。戦争は終わった。安らかに眠れ
と」
その時、再び彼らの前に、フェドラが現れ、光線で攻撃を始めた!
博士を未加ちゃんに任せ、天馬は「装着!」水晶板を受け取り、フェドラにかざし
た!
フェドラの光線が水晶板に命中!
前回に続いて、また破壊か?と思われた瞬間、水晶板から太古の記憶がフェドラに
流れ込んだ!
「フェドラはこれで、全てを知ったはずだ。戦争が終わったことも、自分が死んで
るということもな」
ショックを受け、当たりかまわずビームを乱射するフェドラ!
その時伝通院先生が、リサちゃんを連れてやってきた。
「バーニング・ファルコン!」
タリアスが放った炎の矢は、命中前に分散し、フェドラの周囲に爆発を生じさせた
!

いつの間に、そんな高度なテクニックを・・・?

衝撃で倒れたフェドラの体に、バーニング・ファルコンの火の粉が舞い落ち、やが
て霊体が分離していった。
フェドラの体が若杉に戻り、霊体は成仏した。
意識を取り戻す若杉。
「よかった。もう大丈夫ですよ!」
「パパ!!」
「リサ!!」
駆け寄り、抱き合う父娘。

一緒に戦いたいと言っていたリサちゃんでしたが、残念ながら間に合いませんでし
た。



来週はなんと、インパクター・ロギアが復活!
死んでなかったのか?双子の兄弟か?クローンか?
それともフェドラみたいに、死ぬと自動的に怨霊になるとか・・・。

-- 
「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
アットマークの前にアルファベット小文字でタイプRと加えてください。