Hiromu Hasegawaの<g33bo7$tgj$10@news-sth.ocn.ad.jp>から
>"還著於本人" <yamano_anatano_soratooku@hotmail.co.jp> wrote in message 
>news:r865k.5778$lU5.1369@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net...
>> 山県有朋は、欧米の精神的支柱、キリスト教の向こうを張って日本に、天皇教
>> を敷いたが、そもそも天皇がキリストに匹敵する神という教育は、破綻した。
>>
>> では、日本に必要なキリスト教に匹敵する精神的支柱はないのか。
>>
>> ある。
>>
>> 理念である。
>> イエスさえ、神は愛である、愛を信じるものはみな救われると説いた。
>キリスト教のなかにある“ぶたれたら片方の頬をつきだせ”っていうセリフ
があるが
>
>
>-- 
>長谷川です 


>守っているキリスト教徒があるものか。
キリスト教を国教にして、世界を侵略した国々。インカ帝国を滅ぼし、東イン
ド会社を作り、アヘンで中国を内部崩壊させ、原爆2発を落とした、キリスト
教の国。

彼等は、キリスト教徒です。敬虔なクリスチャンもいれば敬虔なプロテスタン
トもいて、インカを滅ぼし、原爆を投下したわけです。
黒船も、敬虔なキリスト教の国々。

宗教というものが、人類の精神的支柱である限り、政治的進化において、これ
が限界ではないでしょうか。
だからこそ、宗教のエッセンスが何であったかを検証し、そのエッセンスを人
類の次期政治制度、人類の次期社会制度、人類の次期国際政治に、宗教に代
わって取り入れていかねばならないということではないでしょうか。

宗教のエッセンス、なかでも、キリスト教のエッセンスは、キリストという、
人間の形をした神の子などではなく、理念が、実は、宗教のエッセンスだった
ということです。キリスト教で言えば、愛が神であると説いたキリストはまさ
に、理念がエッセンスであることを看破していたが、人類の知能はまだ、偶像
崇拝のレベルで、手足のある人間モードの神という概念しかイメージできない
時代であったということ。それは現代もそうです。

だが、幾度の大戦を経て、世紀を経て、人類は進化してきた。
それは、たとえば法制度の根幹である法哲学においてもきわめて顕著な進化を
もたらした。なかでも倫理について極めて大きな発展があった。

価値相対主義、価値二元論は、民主主義の裏を取った研究であったといえるで
しょう。第二次世界他戦後に、米国に欧州大陸から避難した学者の中には極め
て貢献した人が多々いる。現実の米国の政治は、それとは無縁の方向に動いた
が。

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現実の政治は、経済を動かす巨大な思惑にそって、米国においても大きく軍産
複合体の勢力に侵食されっぱなしで、これは、第二次世界大戦の前からその方
向で、今日に至っている。
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中国の軍部が何を書こうが、米国の軍産複合体が何を約束しようが、
その大元の経済が、丸ごと、沈没する艦艇の上でいくら密談し、調印しても
艦船ごと海底に沈んでいく現実を、われわれは冷静に見る必要があるでしょ
う。

米国経済は、すでに、沈没前夜であり、それは、中国も、しっかり連鎖倒産す
る構図になっているということ。

北朝鮮を中国が養っているように、中国を養っている米国経済があって、飼い
主が破産したとき、海軍というシャチも空軍という鳥も空腹で動けなくなる。

新しい、世界のしくみが出来ていかざるを得ない。