日本、アジアで上げておき、欧州で上げておき、いざ米国時間で馬鹿下げ。
世界中のマーケットトークは200%米株の馬鹿上げを予測していた。
蓋を開けると、停止、急降下。
新たなるサブプライム問題の流布で。

月曜日、さらなる下降に向かう。
しかし、ここでまただましが。それでも二匹目のドジョウはいると見ている胴
元。信用収縮のもと向かうところは1ドル100円以下。

ガソリンの暫定税など、枝葉末節。
こんな問題は本質ではない。
円安キャリートレード容認米国属国為替政策が、すべてである。
貿易で儲けようなどという産業構造が間違いである。

つまり、この種の問題は、谷村のいうような、失業の視点や税金の視点や福祉
の視点では、まるでらちがあかない問題なのである。あまりに構造的すぎて小
手先の対策ではにっちもさっちも行かないのである。

では、この種の問題の本質の底の本体とはなにか。
「労働」という概念の問題なのである。
労働=失業でない状態、労働=賃金を得る、労働=金
このような発想では、我国は労働概念の革命を実施できない。
我国に必要なのは、労働という概念をまずすべての国民が変更しなければなら
ないことである。

労働とは、金の問題以前に、働くことが人間の生きがいであるという社会の実
現なのである。経済の面からしか労働を捉えないなら、我国の経済構造は変化
することはない。永久にライオンのような猛獣の肥大社会に行くだけ。
ライオンの食欲は体重に比例してますますマンモス化し、弱小哺乳類は絶滅
へ。

世界の歴史的変換は、労働の歴史的変換へのパラダムシフトなのである。