★実名POSTERへの警鐘★



皆さん、実名をインターネット上に晒すことは、実に危険な

行為なのです。

実名で会社や大学などの端末から投稿すると、自分だけでなく

所属までその管理責任を問われることがあります。



あなたが投稿した記事情報は、半永久的に投稿者本人の意思に

関係なく、保存又は利用されると思った方がよいでしょう。



以下に神戸氏の実例をageときますのでお読み下さい。

神戸氏本人がNetNewsに会社から投稿したことが元で退職に追い

やられた経緯や心境を氏本人の記事からお汲み取り下さい。





どうか他人事と思わず、氏からの警鐘と思って真剣に

考えてみて下さい。



                anonymous poster



--PS:

中本徹也<tetsuzou@pop02.odn.ne.jp>なる独裁組織の

犬による第三者キャンセルは終息しました。

悪は自滅したのです。



#全文引用には意味があります。そこに都合の良い情報だけの切り取りや

#ごまかしがない事実を伝える意図があるのです。

#読者は、氏の文章から真実を或いは嘘を読解すれば良いのです。



========================<!--以下引用-->========================



From: 神戸隆行 <kando@nerimadors.or.jp>

Message-ID: <opsl41ijsie5o5lm@news.media.kyoto-u.ac.jp>





神戸です。



On Sun, 13 Feb 2005 22:25:43 +0900, 神戸隆行 <kando@nerimadors.or.jp>
wrote:

> 神戸です。

> 事件は1998年4月末から5月、舞台はjapan.soc.transgenderだったかと。

> ただ事件の発端はネット・ニュースでしたが、殆どはメールで

> 進行しましたので

> 恐らくアーカイブを見ても大したものはないでしょう。



というわけでザっと経緯の説明など。

あくまでも私の目から見た事件の流れです。

富士通はもっと詳しく資料など持っているのかも知れないですが、

私は知りません。

富士通的には単なる社員のネットワーク私用事件なので

あんまり細かい経緯の資料が公開されることはないでしょう。

(なんでも噂によると社内の教育用テキストには「悪い例」として

私のことが載ってるそうで、一部では私のせいで規制が厳しくなっ

たという批難もあったとか聞いています。)



時代背景:

日本のインターネット黎明期の終わり、

インターネットと大手パソコン通信との相互接続が始まり、

ISPがポチポチできてきて

個人で参加する人が急激に増えつつあった1998年。

ネットニュースではまだ「実験」という名目で

必ずしも仕事に直結しないNG(fj.rec.*, fj.soc.*, etc.)に

所属を明らかにしたまま会社から投稿する文化が残っていた。

(そして所属組織の見解≠個人の記事という了解があった。)



流れ:

・3月頃japan.soc.transgenderに「山羽楠虎」と名乗る人物の投稿が

 始まる

 内容は毎日の新聞の三面記事や週刊誌の芸能欄から「女装」に関す

 るキーワードがあるものを

 片端から抜き出して見出しを並べコメントをつけたものであったが、

(記事に出典は明記されていないので推測。)

 偏見を助長する内容であったため多くの批判を受ける。

 が、その人物は批判には一切答えずその記事をせっせと垂れ流し

 続けた。



・4月末、連休の直前、私が彼の記事について批判について全く答えず

 垂れ流しを続けることを批判。

 (この私の記事には当時の慣習に従って所属組織のシグニチャがつ

 いていた。)



・山羽氏、その批判に腹を立てGWの連休中の約1週間以上、毎日

 webmaster@flab.fujitsu.co.jpに私の解雇と謝罪を要求する抗議の

 メールを送り続ける。

 しかしGW中なので当然誰も反応せず。山羽氏一人でどんどんヒート

 アップ。

 私にではなく所属組織のwebmasterに送り続けたところが当時とし

 ては特徴的。



・連休明け「妙なメールが沢山来てるんだけど・・・」と内々に事情

 を聞かれ

 大人しくしておくようにと注意を受ける。メールについては当面は

 無視することになる。



・山羽氏のwebmaster@flab.fujitsu.co.jpへのメール、無視しても

 毎日続く。



・無視された山羽氏ヒートアップし、富士通に対し、私(神戸)を

 解雇しない場合、

 「富士通の女装社員が私用でネットワークを使った。」というネタ

 を週刊誌に売ると言いはじめる。



・当時東芝の総会屋事件があり会社は正体不明のシツコイメールに

 総会屋の関与を疑い始めついに公式に処理することになり、私は

 事情聴取を受ける。

 しかし私も(当時は)相手が誰だか見当がつかなかった。

 上司の命令で経緯についての報告と反省文を書かされる。



・これと前後してセンター長から

 「今、君が辞めれば誰も傷つかない。」と言われる。



・公式の処分が決まるまで私に自宅謹慎が命じられる。



・1週間程度の謹慎後、諭旨退職の処分が下る。

 理由は

 「私用の直接の損害は計算できないほど軽微だが、脅迫行為を招いた

 結果責任である。」といわれる。



 会社の判断(漏れ聞こえてきたことからの推測):

 富士通は表向き「山羽楠虎」を完全に無視しつつ、

 総会屋であった時のために脅迫のネタにされかねない社員のクビは

 切っておく安全策に出たということであろう。

 また当時本社はネットワークの使用を厳しく制限するキャンペーン

 を勧めておりこれをきっかけに富士通研究所の抵抗を押し切りたい

 思惑があったという話もアリ。



処分を受けての私の判断:

 山羽氏に脅されたのは会社であり、私にはほとんどメールも送って

 きていないので私自身は脅迫の被害を届け出る道はない。

 私が可能だった手段は「不当労働行為」で富士通を訴え、間接的に

 富士通に被害届けを出させるという迂遠かつ不確実な手段だけだった。

 このため不確実な訴訟に関るよりはキャリアの再建が重要であろうとの

 判断から訴訟は断念。退職を決意する。



・5/20退職。事件発生から実に22日後のことだった。



後日談:

・6月の半ば、富士通から電話。内容は:

 「山羽楠虎からのメールが止まらない。もう神戸さんは富士通とは

 関係ないと先方に伝えては貰えないか?」

 というもの。

 無視して警察に届けも出していないわけだからまぁ変化がないのは

 当然なのであるが。

 激しく脱力しながらもニュースでそう宣言。山羽のメールはようやく

 止まったらしい。



・それで味をしめたか山羽楠虎fjの投稿で自分に好意的でない

 .co.jpドメインと.ac.jpドメインの投稿者の所属組織のwebmasterに

 片端から同趣旨のメールを送る。



・その後、勝利宣言のつもりなのか

 私の会社時代のシグネチャをコピーして

 「女装で会社をクビになったバカ」とコメントをつけた

 記事(2ch風に言えば「レス」)が2chの幅広い板に貼られる。

 今でも時々貼られているらしい。



…というような流れですね。

ちなみにその後は東工大の大学院にいたのですが、

努力が足りなかったか、博士は取れず、3年で単位取得退学となり

現在無所属で求職中。



-- 

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