mac-in <mac-in@mx8.ttcn.ne.jp> writes:

> > いやまったくで。憲法第九条を素直に読む限り、自衛隊って憲法に違反して
> >ますよねえ。
> 
> どう読めば、自衛隊は憲法に違反していると解釈できるのか、
> 説明していただけませんか。

 法学など勉強したことのない素人がいまさら、という感も拭えないのです
が……。

 憲法第9条から修飾部分をとりさるとこうなると思います。

日本国民は戦争と、武力による威嚇、武力の行使を放棄する。
陸海空軍その他の戦力は保持しない。
交戦権は認めない。

 で、普通戦車や戦闘機を持っている組織は軍隊ですから、「陸海空軍は保持
しない」というところに違反している、と。難しい法律上の解釈は別として、
素人が素直に読んだ感想です。

 もっとも、本当にこれでいいのか? というのはまた別の問題としてあると
思います。よその国が攻めてきたときに、対抗しうる軍事力がなくてもいいの?
 とか。国民の総意として
・それでもいい。理想に殉じて他国の攻撃を甘んじて受けるのだ
・軍事力以外の力で自国を守るのだ
・せめて最低限の自衛力はほしい
・やはり先手必勝!
なんてのが議論され、決定したところで憲法をそれに合わせて変えるべきでは
ないかと思うのですが。まあ実際には憲法を変えるのが大変なので、いろいろ
と解釈を捻り出して合法化しているように見えます。

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                                Tomoaki Akiyama 秋山 智朗
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