"japchap" <japchap@gmail.com> writes:

> >  英語圏の外国の人に英数入力状態で使ってみてどんな感想を持つか聞いてみたい。
> 
> そうですねぇ・・・。一太郎は、基本的に日本語のワープロソフトとしてよく知られていますし、MS
> Wordがあるのに一太郎を使う必要は特に感じません。インターフェースが英語でしたらまた考えますが。一太郎ならではの良さは、やはり日本語の文書作成にあるでしょう。

MacWriteIIで一太郎を使わなくなった口の人間です。

一太郎は、わりとキャラクタ志向な発想で作られています。
目に見えない原稿用紙を埋めていく感じ。
だから、任意の場所に文字を置くなんてことも(キャラクタ単位であれば)
できて当たり前なのであります。

で、この思想はたぶん日本語の活字の流れなんだとおもいます。
漢字のキャラクタはほぼ全部同じサイズっていう発想なんだと思います。

MacWriteIIを使って、そして今でもMSWordを使っていると、強い行志向を感じます。
ある、一行をどうデザインするかは基本的にはワープロ任せということです。
これは、(たぶんに)タイプライターや英語活字の習慣が色濃く残っているのではない
でしょうか。

だから、たとえインターフェースが英語だったとしても、英語ドキュメントを書くのに
一太郎を使うべきとは私は思いません。


さらに推し進めて、ブロック志向、ページ志向になったのがDTPソフトである
PageMaker等ではないかと思います。ページのフォームがあって、そこにテキストを
流し込む。フォームの作成やテキストの作成はデザイナーや記述者の仕事ですが、
(微調整する前の)ページのデザインはコンピュータ任せにするということになります。

似た発想はTeXでもあって(というよりLaTeXか)記述されるものから、最終的な文書にするまでは、
全部コンピュータまかせ。フォーム、というかデザインも(やろうと思えばできるけど)
基本的には、用意されたドキュメントクラスやマクロ次第であって、あんまり人は介在しない。

まあ、これは好みの問題なのかもしれません。
個人的には、最低限の手間でそこそこの結果が得られるという点でLaTeXが気に入ってます。
ただし、LaTeXではできない/困難な文書は作らないという割りきりが必要ですが:-)


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