眠れない夜に村上春樹が訳した『ティファニーで朝食を』を読んでみました。訳
文が分かりやすく読みやすいのですが登場人物が頻出して筋を追うのがやっとと
いう作品でした。都会でアパートの近隣住人が親しくなるのも自由奔放な女性が
描かれているのも馴染めませんでした。ただ所々に琴線に触れる表現のきらめき
があるのが救いでした。時間がある方はどうぞ。

大城貴紀