PC遠隔操作事件、片山さんがパケット警察を使っていた
新城@筑波大学情報です。こんにちは。
PC遠隔操作事件ですが、犯人からのメールが送られました。マスメディアの報
道姿勢は、そんなに急には変わりません。でも、記者会見の雰囲気が全然違い
ます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/140127
IWJ Independent Web Journal
2014/05/16 PC遠隔操作事件「真犯人」を名乗る人物からメール 片山氏「これ
をもって、この裁判を終わりにしてほしい」
月曜日以降、検察の対応が注目されます。検察が「ごめんなさい」と言った時
に、マスメディアはどうするつもりなのか。今までの自分たちの報道姿勢を棚
に上げて、検察を叩くのか。いっしょに「ごめんなさい」と言うのか。メール
が届いた事実について、いくつかのマスメディアの第一報を出していますが、
まだ反省した感じが少ないなあ。落合弁護士のコメントも、この場に及んでま
だ検察の肩を持とうとしている感じがします。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140516
IWJ の記者会見録画では、片山さんが、保釈後、パソコンに登さんが作った
「パケット警察」を入れて使っていたという話がありました。これで、今回の
メールを自分が送ったものではないという証拠にしようと意図してのことだそ
うです。パケットのヘッダのログを全部とっていて、そのログは弁護人しか操
作できないような状態にしていたということでした。
http://www2.softether.jp/jp/packetpolice/
パケット警察は、もともと遠隔操作事件の誤認逮捕発覚を受けて作られたもの
です。それが、回り回って片山さんの助けになったというのは、良かったです。
以前、こんな発言をしました。
https://twitter.com/yas_is_tsukuba/status/260580194199416835
今回のメールの発信日時が裁判所の最中ということなので、ある種のアリバイ
が成立するという主張もありますが、それは本当は難しいです。メールの発信
を自動化できるようなプログラムを作って、それを at コマンド等ので指定し
た時刻に実行すればいいので。でもまあ、片山さんではないのは、確かでしょ
う。もちろん、片山さんは一連の事件の犯人ではありません。
http://www.is.tsukuba.ac.jp/~yas/fj/a/2fbe6.html
Newsgroups: fj.soc.misc,fj.comp.lang.misc
Subject: 遠隔操作ウイルス誤認逮捕問題
From: Yasushi Shinjo <yas@is.tsukuba.ac.jp>
Date: Wed, 27 Feb 2013 22:45:29 +0900
Message-ID: <85vc9d27ly.fsf@is.tsukuba.ac.jp>
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 システム情報系 \\
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735