新城@筑波大学です。こんにちは。

2013年にマイナンバーは、効率化を目的としながら、巨額な費用がかかるとい
う記事を書きました。

Yasushi Shinjo <yas@is.tsukuba.ac.jp> writes:
> Message-ID: <8538u1qyn8.fsf@is.tsukuba.ac.jp>
> Subject: 個人番号法案と情報技術
> Date: Sun, 05 May 2013 23:39:23 +0900

> あと、目的が行政の効率化といいつつ、情報システムの仕様書もできていない
> 状態でシステム開発費用が2000億とか3000億、運用に年間200億と
> か出ているし。2000億って、1億円のハッカー、2000人でシステム作
> ることを考えたら、効率化とは程遠い話です。こんな効率の悪いことをしてい
> たら、TPP時代の国際競争に負けてしまいます。類似の「住民基本台帳ネッ
> トワーク」がどのように行政の効率化に貢献したのかも検証する必要もあります。

マイナンバーで、行政が「効率化」されるのかもしれません。そうだししても、
民間企業の負担が大きくなっています。これは、一種の増税です。日本全体で
考えると、民間企業で他の投資に使えるお金が減ってしまうことになります。
マイナンバー制度は、大学の教育・研究費を減らすのに加担します。

「マイナンバー特需」で一部の企業は、利益を上げているのかもしれませんが、
それは、消費税で、トヨタが利益を上げているのと同じで、褒められたことで
はありません。(消費税は、輸出する時に、国内で支払った分が輸出企業に還
付されるので、輸出企業は楽して利益を上げられます。)

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 情報工学        \\