㉓東大が5年制新課程(地球規模の内容)を創設
※讀賣新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/3336ca6ed1128ad0ea0415ce381633c183d6ff57
> 東大が5年制新課程を創設へ、文理融合型で学部・修士一貫…27年秋入学
> 世界水準の研究や人材育成を目指し、東京大学が2027年秋に新学部に相当す
> る5年間一貫の教育課程を創設する方針を固めた。医学から文学まで、東大が持
> つ教育・研究資源を最大限に活用した文理融合型の課程で、気候変動や生物多様
> 性など、従来の縦割りの学問領域では解決が難しい地球規模の課題に対し、解決
> 策を導くことができる人材を育てる。
> 半数は留学生・全授業が英語:新課程は、学部の4年間と大学院修士の1年間を
> 合わせた5年制。5年間で修士まで修了できる欧米の有力大を参考にした。定員
> は1学年100人程度で、半数は海外からの留学生、残りは日本の高校卒業生ら
> を想定する。何をテーマに学ぶかは学生自身が決め必要に応じて既存学部や大学
> 院の授業も受講できる。例えば、脱炭素に向けた研究開発なら、自然科学の知見
> だけでなく、法律やビジネスなども横断的、体系的に学び、解決に向けた戦略や
> 新たな価値の創造を目指す。5年間のうち1年間は、留学や企業でのインターン
> シップ(就業体験)など、学外での学びを課す方向だ。社会変革につながる多様
> なデザインを学ぶ場との意味を込めて、新課程の名称は「カレッジ・オブ・デザ
> イン」とする。
> 世界中から優秀な学生を集めるため、欧米の大学で主流の秋入学とし、授業もす
> べて英語で行う。性別や文化、経済的背景といった学生の多様性を重視し、従来
> の東大入試とは異なる選抜方法を検討している。東大は24年度中に新課程の入
> 試概要を公表する方針だ。新課程の教授陣は、既存学部との兼任に加え、優れた
> 研究成果や実績を持つ民間企業の研究員や実務家のほか、東大独自の基金の運用
> 益を活用し、海外からも一線級の研究者を招聘(しょうへい)する。東大の既存
> 学部の学生も新課程の授業を受講できるようにする。学部や専攻分野にとらわれ
> ない自由な学びの場を提供し、多様な学生が、相互に刺激し合えるキャンパスを
> 創出する。(2024年2月19日の記事)