真木子です。

来月の東京出張時に、『時空警察ハイペリオン』を観る時間を確保すべきかど
うか、思案中。
大阪でも上映しようという話はあるらしいけど・・・


第25話「外道ライダー、参る!」

○その前に、『シンケンジャー』第二十一幕

源太はイカちゃんを捜して走り回っている。

ディエンド風のアヤカシが出現。バーコード模様の隙間からナナシ連中を呼び
出す。
そこにシンケンジャー登場。幟を持つ黒子の中には、ピンクのカメラを首から
さげた妙な態度の奴も。
その場はナナシ連中だけで、あっという間に片付いた。
「どうも気になるな。手分けしてこのあたりを調べるぞ」
黒子たちは撤収。座り込んで写真を撮っていた士黒子も、引っ張られていく。

病院に向かった彦馬。だが、吉田接骨院の建物は、光寫眞舘になっていた。
出てきた栄次郎、「ちょっとした手当てぐらいならできますよ」
腰痛に包帯は必要ないと思うが・・・海東の手当て中だったかな?

別のアヤカシ、ササマタゲが出現。千明メインの本編は省略。
二の目に対抗して登場するテンクウシンケンオーを見て、驚く夏海。
「もしかして、士くんもあそこに?」駆け出していく。
取り込み中の源太が慌ただしくエビちゃんで加勢して、二の目も退治。

遊びながら帰っていく一同と離れ、ひとりで歩いていた丈瑠が、足を止める。
背後に鳴滝。
「この世界は侵食されている、ライダーに。ディケイドに。ディケイドは世界
を破壊する。排除しなければ」
オーロラに消える鳴滝。入れ替わりに士黒子が近づいてきた。
「シンケンジャーか。確かに、この世界では仮面ライダーは必要ないらしいな」
黒子の衣装を投げ捨て、通り過ぎていく。

○ここから『ディケイド』
士を呼び止める丈瑠。
「おまえがディケイド。そうなんだな。世界を破壊するっていうのは本当か」
「へぇ。殿様にまで知ってもらえてるとはな。光栄だな」
「否定しないのか」
「じつは俺も俺を知らねえ。だから否定しようもない」
「・・・」
「俺をつぶしに来たんなら、相手になるぜ」
カードとショドウフォンを構えてにらみ合うが。
「そうだ、ディケイドを排除しろ、シンケンレッド」
「鳴滝・・・やはりおまえか。俺の噂を広めてくれているのは」
ディケイドに侵入された世界は破壊されると言って、現れたアヤカシのディエ
ンドもどきを証拠として示す。しかし、これをライダーと呼ぶか?そもそも、
こいつは海東のせいだし。

夏海が士たちを発見。

ナナシ連中出現。
「一筆奏上!」なんだか普段より格好よく変身!
秘伝ディスクをブーメランのように使って敵を牽制してから、斬り込んでいく。

士もカードを構えるが・・・
「わからないか、いまこの世界が全力でおまえを排除しようとしているのが」
虹色の光に包まれる士。
「ここだけじゃない。あらゆる世界が、おまえという異物に、拒絶反応を起こ
す。もう旅を終わらせろ。おまえは消えることで、世界を救える」
そう言われても、勝手に次の世界に移動させられてますからねえ。
鳴滝は姿を消した。

火炎の舞でナナシ連中を片づけるシンケンレッド。士を包む光も消える。
逃げるディエンドもどき。
「確かにこの世界はおかしくなり始めてるな。あれはもうアヤカシじゃない」
「そ。ライダーってやつだ」
「おまえ・・・なんなんだ?」
「俺もライダーだ。通りすがりのな」
いきなりわめきながら飛びかかってきた源太、かわされてコケる。
イカを返せと言われた士、「なんで俺がイカなんか盗むんだよ。気持ち悪い」
「通りすがってるライダーなんて、みんな同じだ!ていうか、通りすがんなよ!
もう、なんで来んだよ!」
これを聞いて怒った夏海ちゃんが割り込み、士をかばう。本人はそっぽを向い
ている。
「泥棒なら、居場所知ってますから」

という会話を、聞いている黒子3人。

○光寫眞舘。
海東の手当てをするユウスケ。そこに士たちが入ってくる。
さっそく騒ぐ源太を、丈瑠がまたつかまえる。

「ああっ、と、殿!」
なぜか隠れる彦馬。

○志葉家。
殿がいないのを心配する4人。そこに黒子たちが。
「まさか、殿になにか!」

○光寫眞舘。
折神を出すように言うユウスケに、海東は「やだ」
丈瑠が、アヤカシに取られたディエンドライバーを取り返して交換しようと提
案するが、それも「やだ」
そこに流之介たちが駆け込んできた。ますます出られなくなる爺。
「殿が、仮面ライダーに誘拐されたと!」「あ、流之介の思い込み」
ライダーが世界を破壊する云々も伝わっている。
「よく知ってるね。こいつがその破壊者。で、これが世界を破滅させる、爆弾」
士のカメラを奪って投げる海東。思わず受け止める流之介。次の瞬間、大騒ぎ。
早まるなという丈瑠の呼びかけも聞こえていない。
「ただのカメラだ」という士の声で一瞬静まるが、
「信じるな!」「信じてよ!」
騒ぎ再開。その間に出ていく海東。気づいた源太が追っていく。
ことはに押し倒されている殿様(笑)
「いいかげんにしてください!!」ついに夏海がキレた。「なんで?そんなに
ダメですか?仮面ライダーがいたら。ディケイドが、士くんがいちゃダメなん
ですか!どこの世界に行っても、こんなふうなら、じゃあ士くんはどこに行け
ば・・・」
一同に背を向ける士。部屋を飛び出していく夏海。

暗室?に逃げ込んだ夏海。士がこれまで撮ってきた写真を見つめる。やがて、
フレームを手にとり、床に叩きつける。

○池。
なにやらロープを引き上げようとしている海東に、源太が追いつく。
が、近くでディエンドもどきが人々に乱射!
「あ〜大変。僕を追いかけるより、あいつを倒すのが先じゃないかな、この世
界を護るシンケンジャーとしては」
駆けていく源太を見送って、クーラーボックスを引き上げる。

○光寫眞舘。
源太から連絡が入る。丈瑠は無言でカメラを士に返してから、出動。
自分たちも行かなくていいのかなと言うユウスケに、この世界を護ってるのは
あいつらだと、士は動かない。
「そうか。確かに、ライダーはいらない世界だよな」
「ていうか、今までも必要な世界なんか、なかったのかもな」
でも、この世界に本来いないライダー系の怪人が出てきた以上、それはライダ
ーの担当だと思うんですが。

○シンケンゴールドのピンチ!
そこにシンケンジャー5人が到着。
『カイジンライド、ムースファンガイア』『カイジンライド、イーグルアンデ
ッド』怪人カードまであるのか・・・
グリーンとピンクはイーグル、ブルーとイエローはムース、レッドとゴールド
はディエンドもどきを相手に戦う。

○光寫眞舘。
やっぱり行ってくる、と駆け出していくユウスケ。
そこにようやく出てくる栄次郎と彦馬。
「栄次郎どの。お世話になったうえに、うちの者たちがお騒がせして、申し訳
ない」
お孫さんたちですかと言われて、そのようなものと答える彦馬。
栄次郎が引っ込み、彦馬と士という変わった組み合わせに。
「栄次郎どのも、戦いの留守を守るお立場だったとは」
「そんな大層なもんじゃない。好き勝手やってるだけだ」
「いや、その平常心こそ見習いたいもの。わたくしなど、いったん送り出すと、
なにも手につかぬ有様。命を懸けた戦い、無事に帰ってこぬかもしれぬと・・・。
待つことでどうにかなるものではないが、やはり待つことしか・・・」
「・・・」
『爺がおらねば、留守を守る者がおりませんからなっ』
彦馬と丈瑠のやりとりを思い出した士、急にフィルムを詰め替え。

○シンケンジャーたちの戦いに、駆けつけるユウスケ。
クウガに変身、そのままジャンプしてディエンドもどきにキック!
「手伝いに来た。いらないかもしれないけど」
いったん両陣営が整列、あらためて突進。
怪人側が劣勢・・・と思ったら火力で反撃、全員吹っ飛ばされる。

○光寫眞舘。
写真を撮り始める士。
「待つのも、無駄じゃないって気はするな。待ってる人間がいれば、そこが帰
る場所だ。這ってでも帰ってくるもんだろ、そういう場所には」
「・・・」
夏海が戻って聞いている。
「よし!そろそろ、主役が登場するには、いいタイミングだ」
出かけていく士。
栄次郎は彦馬をクッキー作りに誘う。

○全員倒れるシンケンジャー組。
近づいていく怪人たちを跳ね飛ばすマシンディケイダー。
「ライダーは必要なくても、この俺、門矢士は、世界に必要だからな。変身!」
紙吹雪代わりにカードが舞い、フジヤマをバックにディケイド登場。
みんな立ち上がり、戦闘再開。ダブルライダーならぬダブル主役ヒーローで息
の合った攻撃!
「殿様!ここは勝って帰んねえと、爺さんが泣くぞ!」
「おまえ、なんで」
「多少の無理はさせてやれ。爺さんなりの戦いなんだろ。おまえらの帰る場所、
守ってんだからな」
「ああ、わかってる」
「だろうな」
敵の銃撃に、いったん退く2人。
「士。俺はおまえが破壊者だとは思ってない」
「根拠は」
「ない」
一気に攻め込むレッド。
「しいて言えば、侍の勘だ。世界は知らないが、俺たちは、おまえを追い出す
気はない」
「せっかくだが、この世界に居着くつもりはねーな。なにしろ俺は、通りすが
りの仮面ライダーだ!」
改めて敵味方一列に並んで、突進。
『カメンライド、ブレイド』ディエンドもどきがブレイドを召喚。

○光寫眞舘。
クッキーを作る2人を見つめる夏海。
子供の頃からいつも、夏海が帰ってくると、いろいろ作ってくれていた・・・
祖父と笑みをかわし、お菓子作りに加わる。
《士くんの世界があるかどうか、それはわからなくても・・・》

○戦闘継続中。
ピンク、ゴールド、グリーンがムースを倒し、クウガ、ブルー、イエローがイ
ーグルを倒す。
ブレイドとディエンドもどきの相手をレッドに任せて、ディケイドはコンプリ
ートフォームに変身。こちらもブレイドのキングフォームを呼び出し、ふたた
び参戦。
互いにブレイドを横において、ディケイドとディエンドのファイナルアタック
ライドが激突!キングフォームのロイヤルストレートフラッシュの勝ち。
『ファイナルフォームライド、ブブブブレイド』
敵方のブレイドをブレイドブレードに変形させ、シンケンレッドの手に。シン
ケンレッドが呼び出した烈火大斬刀のほうは、ディケイドの手に。
カードのモヤモヤが、烈火大斬刀の絵に変わる。
2人の大剣が光を放つ!ディエンドもどき、爆発!二の目は出ません。
ディエンドライバーは無傷で落ちている。
そこに近づく海東。「士。僕のために、御苦労さま」
だが、一瞬早くゴールドが確保。再び取引を呼び掛ける。
「海東、いいかげん諦めろ」
むくれる海東。

イカちゃんとの再会に感激する源太。
丈瑠は士と黙って見つめあってから、皆と一緒に帰っていく。
その姿を写真に撮る士。
「やっぱり、いつかは帰るのかな、俺も士も」
「さあな。どこへ帰るんだか」
ライダー2人は、侍たちと反対方向へ。

○志葉家。
戻った一同を、爺とクッキーが迎える。流之介は似ているけれど、他はいまい
ちだな。

○光寫眞舘。
玄関前に座り込んでいる夏海。
「夏海。なにしてんだ?そんなとこで」
「おかえりなさい。・・・私も、待ってることにしたんです。士くんが帰って
くるのを。どこの世界に行っても、士くんが帰ってくるのは、ここですもんね。
だから・・・おかえりなさい」
「・・・」

侍たちの姿に重なった、彦馬の写真。
「なんか、侍っていうより、親子の写真みたいだね」
「俺の、才能だな」天を指すポーズ。
そこに、夏海がクッキーを持ってきた。皆の顔の他に、ピンクの二眼カメラと
ミカン2個。
大変!と飛び込んできたキバーラが、自分のクッキーがないと騒ぐ。
また次の背景が降りてきた。鉛色の空に浮かぶは・・・クライス要塞?



ディケイドの配色は、戦隊にまじっても違和感がないことが判明(笑)。クウ
ガは思いっきり浮いてたけど。

次はRXの世界?
じつはRXは観てないんだなー。『全怪獣怪人』と首っ引きで書かないといけ
ないかも(^^;
しかし、アポロガイストも出てくるところを見ると、むしろ昭和ライダーの世
界というか、要するに映画連動編か。

--
★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp