政党本来のあり方と使命 Re: マニフェスト……
"ichiro,s" <aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote in message news:h7kcb6$9i2$1@news1.mynetnews.org...
> 民主党が勝ったのではなく、自民党が負けたのだ、
> の見方にも一理ある、
> 民主党のマニフェストのなかには、必ずしも
> 国民の賛成が得られないものも含まれているようだ、
> 民主党はこの際、あまり几帳面過ぎて
> 当初のマニフェストに忠実頑固にならないよう
> 国民の声に耳を傾けながら、遠慮なく、
> 修正・調整・再検討などをおこなうなど、
> 真に国民のための政治の実現に向け、
> 努力して欲しいものである、
ichiro,sさん、こんにちは。久しぶりです。マニフェストでこう言ってたから、とか言うような形に縛られた政策・実行は必要ではない、という趣旨でありましょう。まことにご尤もです。
ぼくは、ここで少し考えてみることが必要な気がします。
(ア)政権をいかにして取るか、というのも一つの政治である
(イ)政権政党の政策とその実行が真に国民のためになるも
のであってほしいという国民の声にこたえる政治
これらは実は質的に異なるものである事を、むしろ国民の方が知らなければならないものなのではないか、ぼくならこのことを言いたいですね。このぼくのような考えからは、ichiroさんが仰っているようなことは当然なこととなるはずです。国民は、民主党にとにかく政権を取って欲しいのかどうか、もしこのことを肯定するのであれば、民主党は、嘘でも誤魔化しでもいいから、昔ヒットラーが政権を取ったように、なりふり構わずの「努力」が必要なのです。これはむしろ、政党本来のあり方であり、「使命」である、と思っています。日本のこれまでの野党政党にはこれがなかったと思っている。従って、この政党の「使命」の実現という側面では、民主党はマニフェストなどに縛られる必要などないのはあたりまえのことなのです。
しかし、一旦成立した政党がいかなる政策を立案し、それを実行していくかという観点からは、国民は徹底的な監視を怠ってはならないわけです。今回野に下ることになった自民党にも上記のことは当てはまるわけで、政治とは、このようなダイナミズムの中にこそ存在する。ぼくは、次は、このことを共産党に期待したい。「なりふり構わず」ということは体力勝負を意味しない。頭の勝負なのです。小沢氏はかすかながらこの意味での頭を使う人物らしい。これが小沢氏がただのボンクラ政治屋からは疎まれる原因にもなっている。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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