観たい書きたい作品はまだあるんですが、次も有るんでひとまずここいらで
撃ち方止め。無職転生は、“アレ”が2期かと思ったら「2期放送」がアナウ
ンスされたということは“アレ”は2期じゃなかったんか。分割2期の2期目
の終わり方としては妙な終わり方だなとは思ったが。










おはようございます。
大和郡山のブラストマインダー、麻上 迦楼羅@ZAQ大阪です。


関西地上波限定(一部有線あり)かつ麻上の守備範囲内の作品で、12月から
1月にかけて終了した「テレビ用(一部は配信用)アニメーション作品」の寸
評です。
いつものようにf.r.a 公式採点方式&公式記号方式(バカ)で採点しています。
同じ物を付点再評価・誤字脱字修正したものをFani通の原稿としています
が、付点はf.r.a の方がより麻上です。

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●『でーじミーツガール』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3?(開始時評価:棄権)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:?(あるのか?)
 個人的評点 OP:無い ED:3(まとめ回のみEDが有る)
                         ライデンフィルム(本家)
                             ↑
                           またオマエか

#スゲぇ。「90秒」もの。

「犬も猫も〜」とか「ゆゆゆちゅるっと」もこんなに短かったっけ? 「じゅ
じゅさんぽ」は呪術回戦のオマケだし。

 何とも不思議な作品だ。本当は各話10分なり15分なり有るんだが、その
内の90秒を選り抜いて12本分並べました……みたいな。普通に解釈したら
「だから何なんだ?」しか出て来ないんだが、そういう気にはならない。結局、
“落ちてきた”あの青年は何者だったんだろう? 30分枠でも余るまとめ回
を1回観る方が“まだ分かり易い”という不思議さ。

#なぜだろう。この絵を見てると廃人窟を思い出す。
##「儀武」って珍しい苗字だと思ってたんですが、琉球の方でしたか。



●『やくならマグカップも2期』(毎日放送<TBS系>)
 総合:4(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3.5          日本アニメーション

 分割2期の2期目。1期にも陶芸要素はありますが、どちらかと言うと1
期は観光がメインで、2期は陶芸がメイン……と言ったところですか。△で
例えたら、△の1期が本作の2期に相当……ですかな。あるいは1期で種蒔
いて2期で花が咲く……みたいな。2期の方が断然面白く、これこそ分割2
期作。そもそも“街興しアニメ”の要素もありますから(むしろ大きい)、
街紹介・観光にリソースを振る考えを否定はしませんが。例えば広島・竹原
の「たまゆら」は、観光目的で作られた作品ではありませんが(スタッフロー
ルにソレと分かるクレジットは有りますが)、その後の竹原観光の牽引役に
一役買ったのは周知。能登・西岸の「花咲くいろは」などは、そもそも観光
要素があって作られましたが、あのような秀逸昨に仕上がり、「一役」どこ
ろか二役、三役と貢献したのも懐かしい話。観光主眼でも良いんです、面白
ければ。
 でも本作の場合は陶芸主眼の方が面白いな。街紹介・観光という“切り口”
で見ると……。あとは、あの実写が“分かれ目”でしょうな。実写も陶芸の
話に寄ると面白いんですが、観光の話は……、ねぇ。そもそものコンセプト
が多治見の街紹介・街興しから始まった本作ですが、“その観点”だけで走っ
てつまづいた作品は過去にちらほら(何故か房総半島に多い)。ですから、
「『何か』と2本柱」にするってのは良いと思う。ただ、「どこで割り振る?」っ
てのは難しいだろうな、答えなんて無いんだろうな。本作に限れば、「陶芸」
としては「もうちょっと踏み込んでも良いんじゃね?」と思う。若しくは、
具体的に多治見焼・美濃焼にリソース振っても良い。だったら「「観光」と
してもアリなんじゃね?」と思える内容になるかなぁ。悪い作品ではないん
だが、「なにゆえに本作が作られたのか」という本懐を果たしたか?と思う
に、「本作観て小生が多治見に行きたくなったか?」とは思わないなー。



●『見える子ちゃん』(KBS京都<独立U局>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:3.5 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3             Passione 

 どうしても姉弟の風呂回にアタマが引っ張られますが、冷静に考えてみよ
う。

#この作品はおもしろかったのか?

 話の誘導の仕方がどうも引っかかる。そもそも「アレは何なのか? 悪霊?
亡霊? 呪い?」がサッパリ分からないまま。霊感の有る人無い人、見える
人見えない人がいるのはなんとなく分かりますが、「醜く見えるのは悪いも
の。綺麗に見えるのは良いもの」という解釈は違うように考えます。主人公
の父親は既に他界していて、父親の“幽霊”がその『何か』と意志が通じて
いる(様に見える。例の風呂回)ので、三者三様に憑いている『何か』も実
は先祖霊とか守護霊みたいな「何か」じゃないか?……と思い始めたのが6
話辺り。だったら、少なくとも「悪いもの」ではない。見えるだけで何も起
こらない『何か』もいるわけで、だとしたら「見える=攻撃される」だから
防御する……ではないんじゃないか?と。そりゃあんなのが見えたら怖いで
しょうが。
 主人公も妊婦の先生見て何となく気付い様ですが。しかしあの代理担任が
そうでしょ、実は良い人だったけど前半は悪人に見える様にミスリードして
た訳ですし、明らかに「『何か』=悪いもの」として構成してる。始めの方
に出てくる代理担任と、終わりに出てくる代理担任がイコールにならないの
はナゼだろう? 勿論、話の「転」にするべく最初から狙って組んだ本(脚
本)だと考えますが、なんだろう?しっくり来ないなぁ。“強面の人”(奥
さんらしき人と猫2匹含む)の立ち位置はどこ? “おキツネ様”の立ち位
置はどこ? 「それ置き去りにしたらマズい」であろう色々が置き去りになっ
てる。

#OPにて、ミコが走ってる姿を後ろからおさえてる画が数秒続くんですが、
 よく見ると、片膝が上がってる時はそっち側の“片尻”がスカートからは
 み出て「片尻だけ」見えてるんですね。でも“もう片方”は見えず、太股
 までしか見えないんですね。それはおかしかろうて、パッショーネよ。素
 直に普通に尻描いてパンツ描けば良かろうて。



●『吸血鬼すぐ死ぬ』(KBS京都<独立U局>)
 総合:3.5(開始時評価:3.5)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3.5 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3            MAD HOUSE 

#神志那さん(監督)の名前を見る度、芦田のオジさんとスタジオライブを
 思い出します。

 後半に入って、中田さん(中の人)だの千葉さん(中の人)だの明夫さん
(中の人)だの速水さん(中の人)だの和彦さん(中の人)だのが加わって
から俄然面白くなった。ラス前のマジロの話は良く出来ていた。それを1話
ED絵の段階で引用できるということは、先にマジロの話を作っていたとい
うことですから、マッドハウス良い仕事。

#逆かもしれないけどね。ED絵からラス前作ったかもしれないけどね。

#日笠奥さん(中の人)が脱ぐのは予定調和。

 1話冒頭の「砂あ〜ぁ」は中々の衝撃(誉めてる)。



●『〈邪〉ヒィ−−−! 様は笑わない!』(朝日放送<テレ朝系>)
 総合:2.5(開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3         SILVER LINK.

 笑えない。過去の既得権益を忘れる事ができず「既得権益にすがるor取り
戻そうとする現世のアレやコレや」に簡単に置き換えることができ、元部下
の前で見栄を張る姿は涙ぐましい(誉めてない)。東方向から漂ってくる召
還魔法にかかり1ターン(=2クール)見たけど、1クール目は正直「これ
は面白いんだろうか?」と思って見てた。OPEDが変わった辺りでちょっ
と見ようという気になったが、前半分だけだったら寸評書いてないな。

#あの程度で痴女と言われるのなら、夏場の水辺で水着着てる女性の全員は
 痴女と言うことになる。なら“本職の”痴女は即ち『半裸・全裸』という
 ことになるがいかがか w。まぁ、職務質問はされるとしてもタイホされる
 事はないだろう、あれならワイチン罪セーフだし。ああいうの現実に見た
 事有るし(夜だけど)。
  例えば「ちよちゃんの通学路」に出てくるランナーの女の子は、ウェア
 姿でコンビニ行って注目されるが、要はアレ水着(と同じ)。あれがアウ
 トなら、陸上競技やってる女の子は全員ワイチン罪で底引き網されること
 になる。



●『月とライカと吸血姫』(サンテレビ<独立U局>)
 総合:3(開始時評価:3.5)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:3.5 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3           アルボアニメーション 

#アリプロを思い付いた……までは分かるとして、よく林原(中の人)を思
 い付いたなぁ。

 どこのプロパガンダだ? どう見てもソ連とアメリカだよな、アメリカは
ほとんど出てこないけど。
 “ウクライナ事変”が無かったとしても、あれがハッピーエンドと評する
にはいささか疑問が残る。何故なら、「時の体制の都合の良い様に操作し、
都合の悪い事は人でも事実でも粛正する」と幕中でキャラが語っている。つ
まり、全て「眉唾」である。ソ連の宇宙飛行史がテーマの作品で、レフがガ
ガーリン少佐になぞらえてるとしても、ガガーリン少佐以外の公表されてい
る事が「全て」とは限らないし、公表されている事でも「真実」とは限らな
い。要は「大本営発表」である。「何を見せられても鵜呑みにしてはいけな
い」と作品に言われている様なものである。真実はあるだろうが、どこまで
が真実か分からない。作品も“真実”を描いているとは限らない。
 現実には“ウクライナ事変”が起こるので、作品と現実がイヤにリンクし
ていて、まるで「未来に起こるウクライナ事変を見てきた」かの様だ。単な
るアニメ作品とは違ったところで評価される様な気がするが、それはそっち
のジャンルの方にお任せするとしよう。
 今の日本は、情報の選択肢が多すぎてイヤな方向に向かって走っているが、
もっとアナログに、昔の日本でもドイツでも、今の社会主義の国でも、なん
ならアメリカやイギリスでも、情報が一択だと人心はどうにでも操れる事を
示していて、もはや宇宙飛行の事はどうでもよくて「情報統制による心掌握
術」を描いた作品に見えてくる。そういう視点観点で作った作品であるのな
ら、間違いなく総合5だろうな。
 どなたかが「だんだんデレる林原(中の人)が良い」と仰られていたんで
すが、その通り!

#アルボ? 「モンスター娘の〜〜〜とよく似てるな」と思ってたら、絵描
 きさんが同じだった。

##女吸血鬼は、モンスター娘になるのか?
##やっぱアルボだ。そこはかとなく〈邪〉だ。



●『かぎなど』(サンテレビ<独立U局>)
 総合:3?(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:無い ED:3      ライデンフィルム京都スタジオ   

#ライデン京都、御乱心 w。

#これで2期をやるという度胸。そこに痺れる憧れるぅ〜。

「放課後さいころ倶楽部」で一躍有名になった(?)ライデン京都。「京都の
雄」たる木幡を“どこ吹く風よ”と横目にすかし、真逆のベクトルで我が道
を往く姿が「そこに痺れる憧れる〜」w。

#誰得? クラナドやカノンが分かるのってまあまあ年輩ぞ。



●『真の仲間じゃない(以下略)』(KBS京都<独立U局>)
 総合:3.5(開始時評価:3)
 ストーリー:3.5 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3              ウルフズベイン  
                             スタジオフラッド

 1点を除き、悪いとは思わない。“愚者”の行動原理が分からない事を含
めれば2点ですが。
 どこで萎えるかと言うと、あのダガー2刀流の女剣士(と言って良いの?)
が軽量装備なのに「乳インフレ」に設定したこと。かつ、「押し掛け女房」
に設定したこと。そこに目をつぶれば、むしろ「見よう」という気になった
作品。気になるところは色々有りますが。
 例えば、パーティにいた女剣士はチェストアーマーを装備しています。アー
マーを斬られた時に、まあまあの肉量であることが露見しますが、麻上はあ
れぐらいが好み……という個人の好みの話はさておき。それなりの運動量が
求められる剣士で、肉量もある。防具という点でもそうですが、運動量を阻
害する要素は減らすべしであり、ムネがデカいほどチェストアーマーを装備
するというのは合点がいきます。ただアーマーがデカ過ぎたら(重過ぎたら)
機動力が落ちるんで、どこかで妥協するんですが。要はスポブラの代わりで
す。その観点では、絵としてもスッキリした女剣士でしたが、ではダガー使
いの方はどうか。ダガー2本以外に武装は見当たらない、つまり防具は装備
していませんし、スポブラ的な物も見当たりません、普通のブラっぽいです。
ということは“駄肉”が揺れたい放題です。機動力はあっても、素早さは落
ちるよな。アーマーとは言わないまでも、スポブラ的な物は要るよな。“商
売”に走って、やってることは矛盾してるよな。しかも「乳インフレ」なの
が、あの世界の関係者でこのダガー使いひとり(インフレじゃない人はいる)
であり、ひとり浮いてるんよね。やっぱりヘッドスタッフが「“商売”に走っ
た」感が否めないのが残念である。
 “商売”と言えば「押し掛け女房」も。サウナの話からして〈邪〉を狙っ
てることは明らかですが、押し掛け女房なんて久しぶりに見た。やるやる詐
欺なのが半ば見えているので、それ故に「絶対釣られるか!」となり萎えて
しまうのだが。その反動で勇者に走ってしまった麻上は疲れてる w。むしろ
ヘッドスタッフも「やる気満々」の様に見えたのはポイント高い。
 もうひとつ。恐らくラッシュは出来ていたのだろうが、編集で失敗したと
思われるシーンが1カ所。ラストで、エレベータが落下するのを下から脳筋
男が昇龍拳で押し戻すという画がありますが、その前のカットまでに主人公
がエレベータに乗る(乗せられる)という画は無く、必要な画を抜いてしまっ
たと思われます。ここで話がブッ千切れており、大きなミステイク。
 後は前述の“愚者”の行動原理でしょうなぁ。想像は出来ますが、結局何
がしたかったのか明らかになる前にご臨終ですし。作品のタイトルにも関わ
る大事なエッセンスだと考えますが、扱いが軽い。あれでナゼに、飛行船ゲッ
トするまでパーティが瓦解しなかったのか不思議。“愚者”を削るんなら他
に削る所が有ったと思うんですが。“愚者”だけ明らかに画力が落ちたのは
「そういう演出」ということにしておきましょう。



●『異世界食堂2期』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3.5 ビジュアル:3.5 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3          オー・エル・エム吉岡班 

「異世界居酒屋のぶ」との違いが分かりません。べ様(洋食)と杉田(居酒
屋)以外に違いが分かりません w 。



●『古見さんは、コミュ症です。』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3.5(開始時評価:4)
 ストーリー:4 ビジュアル:4(笑 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3.5        オー・エル・エム児島班    

#絶妙な手抜き芸(誉めてる)。

 分割2期の1期目。通常、分割なら2期まとめて付点するのが麻上のやり
方なんですが、バラして付点しても十分かな、と。先に実写版もやってるし、
まとめて付点しても意義薄いな〜と。
 さすがOLM。朝・夕方帯の雄OLM。水着回にも関わらず全く〈邪〉を
感じさせないのは、低年齢層向けばかり作ってるOLMならでは。その辺、
もうちょっと勉強しようかOLM。むしろ制服姿や普段着姿の方が〈邪〉の
匂いがするのに、まぁまぁのバデーの女子高生が水着着たら「めっちゃ健全」
になるのってどういうことよ w。
 過去にも「ハイスコアガール」で、ヒロインに台詞が有るんだか無いんだ
か分からないってことがありましたが、本作の場合はどうだろう? 「芝居
をしているのが判別できる」んだから「台詞はある」って事になるんだろう
か。ただ気になるのは、前季の「月が導く異世界道中」にて、「喋れないな
ら筆談すれば良い」というアイデアを先に使われているんで、制作過程上は
どうあれ、「先にやられた」感が拭えない事。その筆談自体が「綺麗な文字
の綺麗な文字列」であり、遊び要素をほぼ感じなかった事。「絵文字やイラ
ストを入れるべし」なんて言いませんが、あの筆談でかなり遊べると思うん
だが。それこそフリップ芸みたいに。

#実写版? ナニソレオイシイノ?


******敵機襲来!敵機襲来! バルキリー隊全機スクランブル******
                         karura@occn.zaq.ne.jp
アニメアールを応援しています           麻上 迦楼羅(竹田 貴博)
********六星占術だと、私は土星人になるらしい***********