あ、１作抜けてた。




おはようございます。
大和郡山のブラストマインダー、麻上 迦楼羅＠ＺＡＱ大阪です。


関西地上波限定（一部有線あり）かつ麻上の守備範囲内の作品で、１２月から
１月にかけて終了した「テレビ用（一部は配信用）アニメーション作品」の
寸評です。
いつものようにf.r.a 公式採点方式＆公式記号方式（バカ）で採点しています。
同じ物を付点再評価・誤字脱字修正したものをＦａｎｉ通の原稿としていま
すが、付点はf.r.a の方がより麻上です。

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●『ぼくたちは勉強ができない２期』（毎日放送＜ＴＢＳ系＞）
　総合： ３.５＋ （開始時評価：３＋）
　ストーリー：３＋　ビジュアル：３.５　キャスト：３　楽曲：３
　個人的評点　ＯＰ：３.５＋　ＥＤ：３＋　　　　　　　ｓｔシルバー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルボアニメーション

　単純分割の２期。キレイに単純分割だ。因みに１期の付点は

　総合： 保留 （開始時：３）
　ス：３＋　ビ：４　キ：３　楽曲：３　ＯＰ：３　ＥＤ：３＋

だった。総合は通算ですが、それ以外は単期の付点。２期の方が「やや出来
が良い」んです、珍しく。少なくともＯＰは２期の方が出来ており、ヘッド
スタッフのやる気は衰えていないと察します。１期と２期の間隔が１季（＝
３ヶ月）ということは、元々１ターン（＝２クール＝６ヶ月）の計画を途中
で分けたか（つまり体力不足）、２季以上予定の間隔を詰めたか（体力充足）、
あるいは計画通りかなんですが、まあ今のご時世大体１者でしょうね、と。
でも“尻すぼみ”してないんで、３者なのかなぁ、と。だから珍しい。質を
維持する目的で単純分割にして間隔が１季なら「読み」としてはバッチリで
す、望ましい。１季挟んで半年分楽しめるのなら、無理して半年連続してガッ
カリするより良いというのが従前来の麻上の主張ですが、本作はソレを具現
化したと考えます。画が崩れることもなく“芸風”が変わることもなく。
　んがしかし。「崩れない・変わらない」んですが、デフォルメ顔は２期の
方が多い、グルグル目の顔のヤツね。つまり「必要な労力は減ってる」んで
すね。後半シリアスに振れるのと「ラブコメ」が「ラブ」になるんで体力温
存を図ったと思われます。１期でもデフォルメ顔はあるんで悪くはないので
すが、顔描きを避けたと思えなくもない。しかもそれが数学娘に顕著なんで
輪をかけて気になる、担当回も無かったし（１期に大きな担当回あったけど）。
総合的には１期より２期の方が出来ていたとは思うんですが、２期だけ見た
ら時間配分が気になるか。文化祭で３週要るかなぁ。
　もうひとつ気になるのが「テーマがぼけてないかい？」。本作に限りませ
んが、終わりが近付くと「ラブ」に走る学園モノって「テーマ忘れてる」と
感じるのは麻上だけでしょうか。国語娘で２週、学園祭で３週の計５週は勉
強していません。タイトルの様に「邪念で勉強ができない」のではなく「ラ
ブ」で勉強「しない」のでは、そこら辺の学園ラブコメと代わり映えせず。
前述の様に「２期だけならやや出来が良い」んですが、通算で考えると２期
が１期の脚を引っ張ってないかなと。勉強が絡んだ「ラブ」は面白いし〈邪〉
として絵は良いのに、学園祭から以降は勉強が無いんで単に「ラブ」。及第
点以上はあるとしてもコレという見所が見当たらず。
　そこでもう一度気になるのが「崩れない・変わらない」です。良いことな
んですが、ラスト５週分が「当初予定と変わり無く」作られたとしたら。画
はソレで良いんです、もちろん良いんです。話の方が「ちょっと待った」感
が生じませんか？　ヘッドスタッフは最初からこういう作品にしたかったと
いうことになりますから、「ソレではちょっと練りが足りないなぁ」と。総
合４を躊躇った理由はそこにある。「所詮ジャンプ」と言ってしまえばソレ
までですが、もっと延び代の大きな作品だと思っていたのですが。
　ので、「ラブ」に関わらない先生の担当回が面白いのが目立ちます。スカー
ト越しにパンツの線が分かる絵の拘りは２期でも変わらず、“脱衣変身”は
学園祭で唯一面白いと感じた。

＃Dr.STONEと比較するのはちょっと可哀想か。あっちトムスだし。



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