フセインの問題は、経済からいえば、ドルの基軸通貨の崩壊の危機を与えたの
がフセインだったわけです。

フセインが石油の取引をドルからユーロにすると発表してから、米国は顔色変
えてイラクを見始めた。

ドル基軸通貨防衛のためにフセインを殺した面は確かにあると思いますね。
しかし、その後、ドルの基軸通貨崩壊の流れはむしろ加速している。
嘘だと思ったら、ユーロ円をご覧ください。ことにユーロ円は右肩上がり。
もう、ユーロの暴騰をだれも止められない状態。
利食いで下がることはあっても、全体としては止まらない。
中国もユーロにシフトしている。
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結局フセイン処刑はドル基軸通貨防衛の面では役には立たなかったと思います
ね。
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フセインだけでよいのかとい問題の立て方は、なんだか、少々ピントずれでは
ないでしょうかねえ。

むしろ、米国は次はいかなる手でドルの基軸通貨防衛を画策するのかという点
を考えるべきでは。