ハンガリー国立フィル:第九
2006.12.05 Palace of Arts, Bartok National Concert Hall (Budapest)
Kalman Berkes / Hungarian National Philharmonic Orchestra and Choir
(Charity Concert for UNICEF)
Ildiko Cserna (S-2), Bernadett Wiedemann (Ms-2),
Szabolcs Brickner (T-2), Anatolij Fokanov (Br-2)
1. Beethoven: Leonora Overture No. 3, Op. 72
2. Beethoven: Symphony No. 9 in D minor, Op. 125
年末ということで「第九」なぞを聴いてみました。常任客演指揮者
ベルケシュは元々国立歌劇場や祝祭管のクラリネット奏者だけあって,
木管の聴かせ方はなかなか渋く,堂に入っていました。一方打楽器
や金管は控えめに過ぎ,フル編成のオケながら,何か室内管弦楽団
のような趣きでした。コチシュ以上にあっさりと突っ走る指揮ぶりで,
良く言えば後腐れのない,悪く言えば印象に残るものがない演奏だった
ように思います。歌手では,オペラ座でお馴染みのフォカノフに期待
したのですが,彼の持ち味は舞台上で演技をしてなんぼのもの,という
のがよく分かりました。もちろん歌は上手いのですが,歌曲としては
演技しすぎに思えるところが多々ありました。今日の男声陣はどちらも
スリムな体型だったので,女声陣の巨漢ぶりがよけいに目立ちました。
ソプラノなどは,どう見てもテナーとバリトンの2人を合わせたより
さらに横幅がありそうでした。
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はっしー@ぶだぺしゅと 演奏会備忘録
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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