とら屋にFani通が並んでる幻想を見た。
 
 それはともかく、とら屋にもアニメージュ有りませんなぁ。そんなに人気
無いか。メディアとニュータイプは平積みであるのに。







おはようございます。
ラウラのニッカポッカ(?)+長靴(この場合”ちょうか”と読みます)は
大いにアリだと思う
大和郡山のブラストマインダー、麻上@ZAQ大阪です。



 関西地上波限定かつ麻上の守備範囲内の作品で12月から1月にかけて終
了した「テレビ用アニメーション作品」の寸評です。いつものようにf.r.
a公式採点方式(バカ)で採点しています。順不同で、全くもって唯我独尊
な感想文になっています。

2分割でいけました。2/2です。

#4月か(しみじみ蜆)・・・、さぁすぐに3月終了分が来るぞ・・・。
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●『薄桜鬼2期』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    2 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:2 St.DEEN

#法ちゃんが死ななかった、、、しか拾うところがありませんが。

 羅刹の話も有るにはありましたが、ほとんどが北落行の史実をなぞっただ
け(後ろ3分の1はなぞってすらいませんが)で、特に千鶴が何かしたとい
うのが見受けられません。では、単純に新撰組の”伝記”をアニメでやりた
かったのかというと、それでは千鶴以下人間以上の能力を持つ者を用意した
意味がありません。新撰組の話と捉えても羅刹のせいで中途半端、羅刹の話
と捉えても会津か仙台辺りで終わってる話でこれまた中途半端。これだった
ら1期で止めて、生徒会役員共を2クールやった方がまだマネジメントとし
ては良かったんじゃね? そんなに腐女子の影響ってマーケットで大きいん
かい? もっとも、一番の中途半端は「鬼」でしょうな。つまり千鶴が一番
中途半端。
 ラストで、「本物の鬼」である風間から「紛い物の鬼」である土方に「薄
桜鬼の名をやろう」となって、ここで初めて本編中に「薄桜鬼」という単語
が出てきますが、ならば1期2期通して”本作は土方の話だ”と解釈して本
作を見るとどうなる?、と思ったのですが、少なくとも1期は土方の話じゃ
なくて、『新撰組の話』ですよねぇ。2期だけだったら、「薄桜鬼」のタイ
トルであの締めくくりも「まだアリかな」と思えますが、後が無い2期の最
後があれだと「半年分の時間かけて何が描きたかったんだ」と疑問に思うし、
「逆ハーレムが描きたかっただけ」などとしょーもないことを老舗のディー
ンに言ってほしくない。1期は「新撰組」で2期は「土方歳三」ですか?、
それは都合が良過ぎやしませんか。
 ラスト2話で、仙台にいた千鶴が函館に来ますが、正直ヘッドスタッフよ、
千鶴の扱いをどうしたらいいか分からなかったんじゃなイカ?、と考えるほ
ど千鶴の扱いが雑。そりゃそうだ、腐女子相手に美青年を大量投入してかっ
こ良かったらそれで良いんだから・・・それをたまたま新撰組のフォーマッ
トに乗っけただけ。ゆえにフォーマットにない「女子」は動かし方が分から
ない、、、ですよねこの作品。一時期の、美少女の頭数そろえて適当に動か
して少しエロ要素混ぜておけば勝手に円盤が売れるとトチ狂った妄想が恥ず
かし気も無くばらまかれた粗荒乱造時代が思い出されます。
 現代だったら、女性の兵士がいても女性の士官がいても「おかしい」とい
うことはないでしょうが、少なくとも日本で新撰組だ戊辰戦争だなんて時代
背景なのに、最前線で指揮してる司令官の横に女がいるという何とも言い難
い場違い具合、、、

#そうか、薄桜鬼をテレビアニメにする事自体が”場違い”か。
##コミックで人気があるからという理由でテレビアニメを作ったらこうな
  るという例。結局、製作会社が株を落としただけという良い例でした。



●『ぬらりひょんの孫』(読売テレビ<日テレ系>)
 総合:    2 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:2 St.DEEN

#やっぱジャンプ原作、、、としか言いようがないか。

 半年も要りません、こういう作品こそ1クールで十分。2クール目は不用
です。


●『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(毎日放送<TBS系>)
 総合:    3 (開始時評価:2)
 ストーリー:3 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 AIC−Build
                        ※字幕表記では「−」
                         はありませんが便宜
                         上付けています。

 今までに難しいと評した作品は数有りますが、本作はまた違った意味で難
しいな。とりあえず特記事項は2点、

・関係者による関係者へのアンチテーゼ(アニメ化の話がそれ)
・18禁シールの意味

1点目は、「なるほどそう言うこともあるだろうな」と膝を叩く反面、「そ
んなこと画にして暴露するなよ」と反意を抱いたり。この話って、まず間違
いなく、現実にいくらでもある話でしょうな。特に、元ネタが、若手作家で
規模の小さな出版社が版権持ってるような買い付け易いもので、かつ「売れ
てるらしい」と巷で風が吹き始めたような作品を餌食にして、「うまくすれ
ば、安い費用でそこそこのリターンが見込まれる」という、”弾数”が欲し
い人達にとってはもってこいの、でも「制作会社側は、面白いと思って作っ
てるとは思えないな」な作品がアニメ化される事例では。あの黒猫のセリフ
は、見る側に対して訴えているのではなく(訴えられてもどうしようもない)、
作る側(つまり関係者)に向かって訴えている気がしてならない。
 2点目は、放送開始直後から方々で言われていますが、本来中学生が持っ
ているハズがない18禁エロゲーをこれでもかと所持していて、(あくまで
も業界ルールであるのだが)18禁シールの意味をこれでもかとないがしろ
にしているのに、ないがしろにされている業界が作品に協力しているという
構図がどうにも不自然に思えてならないこと。
 後から知ったのですが、桐乃の押入にあるエロゲのいくつかは実在するタ
イトルだそうで、「エロゲメーカーが協力するから(金を出すから)宣伝の
意味で劇中に本物が出る」が先なのか、「本物を使いたいからメーカーさん
協力して」が先なのか存じませんが、「18歳未満でも18禁を入手するこ
とができるよ」と『メーカーが太鼓判を押した』と受け取られかねず、即ち
18歳未満の目に触れないようにと作った自主規制を自ら否定するに等しい
画を多用した訳です。すると、昔のPTAみたいに「こんな卑わいなモノは
ケシカラン、『法令で』取り締まるべきだ」と考える人種の”格好の餌食”
になると麻上も危惧します。『法令で』取り締まられないようにするために
自主規制を設けて外圧を逸らしているハズなのに、踏み止まる一線を越えちゃっ
ているようで、後でややこしいことにならなければいいのですが。これが円
盤の話だったら何とも思わないのですが、地上波でやるならば「痛くない腹
を探られる」ような、危ない橋は渡らないにこしたことはないと思うのです
が。宣伝のつもりで自分の首を絞めていたなんて、笑うに笑えない。
 それらを除いては、まあまあ出来ていたと考えます。割と顔が描けていま
したし、話も上2点を除けばそれほど悪くない。麻奈実がらみの話がもっと
見たかったと思ったのは内緒である。
 個人的に気に入らないことはあるのですが(桐乃がアメリカ行きを止める
くだり)、あくまでも”個人的に”ですのでこの場では書かないとしまして、
(桐乃がカミングアウトする前の)あの兄妹関係を親は何とかしようとは思
わなかったんですかね。それとも、あの年頃はああいう風になるものなんで
すかね。あれが自分の子供だったらと考えたら、とりあえず張り倒していそ
うです。



●『そらのおとしもの2期』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    2 (開始時評価:3)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 AIC−ASTA
                        ※字幕表記では「−」
                         はありませんが便宜
                         上付けています。


 なんと、劇場へ持っていくってか。そりゃ驚いた。

#行きません。



●『フォーチュン・アテリアル』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:    2 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:5 ZEXCS/Feel

#OP曲は良いんだけどなぁ。

 整合性が見えない。ラス前までの「血を吸わない故の渇き」と、ラストB
パートの話の流れを見比べたら、「悪い御都合主義」だし「今までの話は何
だったんだ」と言われてもしょうがないんじゃね? 「血を吸う→眷属にな
る」じゃないように見えたけど、だったら何回でも吸って良いんじゃねとも
考えられる。それとも1回はセーフで複数回吸うといつか眷属になるってこ
とか。その辺の練りが甘い。
 ひとつ訳ワカメなのが、ラスト前にやった実写。アレ何? 尺が余ったの?
それにしては盛大な尺の余り方だなぁ。アニメで1話作るより、中の人2人
呼んできて20分作る方が安いか?(そりゃそうか)。特に中身らしい中身
は無かったし、ゴシックの宣伝が主旨だったのか?

#だから、何を描きたかったのか分からないんだってば(本作に限らないけ
 ど)。
##あのスペリングだと、”アルテリアル”か”アーテリアル”じゃないか
  と思うんだが。


●『咎狗の血』(毎日放送<TBS系>)
 総合:    1 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:2 A−1Pictures

#どうした、A−1。ゲームの宣伝になり下がったか。

 これまた薄桜鬼みたいに美青年だけ並べて腐女子狙いかと最初は考えまし
たが、『何をやってるのか全く分からない』分、薄桜鬼よりタチが悪い。ラ
スト3話で当初の目的を完全否定し、それに替わる新たな目的が出てくるの
かというとそれも無く、何を目的にキャラ達が動いているのか全く理解でき
ず。空爆のドサクサでトシマを脱出するって、作品世界の前提を自ら否定し
ているように思えてならない。でもってトシマに戻るんかい? アキラとシ
キが争う理由付けが弱いなぁ。何を訴えようとして作ったのさA−1よ、時
間の無駄だったぞ。

#「咎狗」を「とがいぬ」と読むことが分かったのは、最終話を見ていて、
 たまたま飛ばし損ねた中CMを見た時だった。それまでの3ヶ月は「タイ
 トルが分からない」事態に陥っていた。



●『神のみぞ知るセカイ』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:    2 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 マングローブ

 倉田さんの本(シリーズ構成と何回か脚本)としてはツメが甘いなぁ。俺
の妹に傾注し過ぎましたか。どのエピソードを見ても、問題の解決策がよく
分からない。特に第4エピソードの図書委員は、「キスしたら解決した」に
見えるんですが、なんで? キスが「勇気をやる」になって、それがきっか
けで駆け魂が抜ける関連性って何なんでしょう?
 第1エピソードはまだなんとなくそれっぽいように見えましたが、第4に
しろ第3にしろ、何で解決したのかさっぱり分からない。さらに分からない
のがラストで、あれは桂馬の日常はこうだ、ということを描きたかったんだ
ろうか。普段あれだけ精進してるから駆け魂に憑かれた少女を落とすことが
出来るんだ、、、という理由付けなんだろうか。だったら、ラストじゃなく
て第2と第3の間か、第3と第4の間だろうな。オーラスであの話は”座り”
が悪い。

#2期どうするかなぁ、積極的に見たいとは今のところ思わないが、忘れた
 頃に<邪>があるからなぁ、この作品。



●『ミルキィホームズ』(毎日放送<TBS系>)
 総合:    2 (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:2 JCスタッフ

#良くも悪くもブロッコリーを思い出す。

 そもそも、特殊能力を使って事件を解決するのを「探偵モノ」と言って良
いのか疑問が残りますが、まともにトイズを使ったのが1話とラストだけな
のでこの点は不問としても、途中回に至ってもやっぱり「探偵モノ」と呼ぶ
のはどうだろうねぇ・・・と言う感想。なので、「探偵モノ」とは考えずに、
「探偵モノっぽい何か」でドタバタやってると考えたらそれなり。そのドタ
バタ具合はまんまGAで、成長がないなぁ、、、と。



******敵機襲来!敵機襲来! バルキリー隊全機スクランブル******
                         karura@occn.zaq.ne.jp
アニメアールを応援しています           麻上 迦楼羅(竹田 貴博)
********六星占術だと、私は土星人になるらしい***********