第14回電撃大賞選考委員奨励賞を受賞した夏海公司の
電撃文庫からシリーズ作品2タイトルが発表された
『葉桜が来た夏』『葉桜の来た夏2 星祭のロンド』を読んで
本来の読み方から逸脱した妄想を二通り楽しんでました。

その1. 「2」の323頁9-10行目から当然予想されるハーレム進行。
風変わりなクラスメイト(途中退場)、許嫁、異母妹が登場したんだから
許嫁の対抗勢力のお姉さま、とか幼稚園の頃の幼馴染みとかがこれから
主人公をかき回してもいいはず。特に義妹には今後も活躍してもらいたい。
もっとも、作者はまじめにボーイ・ミーツ・ガールでストーリーを
作っているので爛れたハーレム展開はやらないでしょうけど。

その2. 「1」の43頁5-6行目で可能性を排除されていないが没になったプロット。
電撃文庫というメディアの制約から百合小説ではないけれど、
設定自体がが百合小説のドラマ展開を否定しているわけでないので
作者本人はやらなくても誰かが勝手に百合展開するというのはありかと。
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mailto:shibuya@dd.iij4u.or.jp           渋谷伸浩