高速道路はやっぱり無料化だろう。 小泉氏が道路公団をナントカしないといけないと考え、改革を打ち出したのは評価できるが、やはり民主党のほうが後から
より良い案を出したようです。 ま、最初に道路公団を改革・・・と打ち出した
小泉氏はなかなか無料化案まで踏み切れなかったのか、道路議員による裏事情があるのか、それとも無料化まで思いつかなかったのか知らないけど、やっぱり無料化が一番言いに決まっている。

民営化して料金がいまの5分の一ぐらいになるのならいいけど、まずそうはならない。料金はどうやら現状維持らしい。

道路は国民全体の財産。なにも懐の豊かな人間や、金回りのいい企業だけが利用するものではない。ケチや貧乏人から倒産寸前の企業まで、ありとあらゆる人々に利用されるべき公共の基本インフラである。

最初に道路公団民営化を打ち出し、それで改革・・・と打ち出した以上、
いまさら民主党の案など恥ずかしくて採用できないかもしれないが、そのあたりの
面子とプライド、羞恥心は捨て、本当に日本国家のことを考えるなら、
また道路議員による裏事情がないのなら、頑固に民営化案を主張しないで、柔軟に、
恥と考えずに、プライドも捨てて民主党案を採用してほしいものです。
そのほうが自民党の株もあがるし、おとこ小泉の株もあがる。

郵便宅配業や鉄道、電話会社などが民営化ならなにも異論はないけど、
道路を民営化・・・というのはどうもしっくり行かない。基本的にそれらとは違う、
公共の基本インフラであるからである。また他に競争相手もいない市場であり、
はたして民営化して成功するのかにはおおいに疑問である。 
郵便なら他にクロネコなどをはじめとしていくらでも競争相手がある。鉄道は他の
私鉄や航空などがライバルである。しかし高速道路のライバルっていったい何?

やっぱり民営化はおかしい。全世界を見てみても、民営の道路など非常に珍しい。
観光道路などならまだしも、国家の基幹道路が民営なのはどうも賛成できない。
有事の際の物資輸送や戦争、動乱、災害時などのインフラとして最低限それらの
基幹道路は国家が所有する「国道」として安全保障上絶対に保持するべきものである。

道路公団なんていうとんでもないものはとにかく解体しなければいけないから、
一般国道として無料化し、自動車税、重量税などの税金で保持するべきである。