不殺生戒と申すは、是の如き重戒なれども、法華経の敵になれば、此れを害するは第一の功徳と説き給う也。(秋元御書)  例せば殺生戒は仏誡の第一であり、生物を残害しないのは道徳心の発端である。それにしても謗法の者を懲罰するは、法華行者の義務であり、いかに折伏してもこれに応じない者は、これが一命を断つとも已むを得ない。これかえって真の慈悲である。この意味からいえば、謗法者を殺すのは、法華経主義からいえば、不道徳でないのみならず、かえって大道徳になる。小学生向けに言い換えると、次になる。生物の命を奪うことは、非常に重い罪である。法華行者は、道徳心があるから、生物を殺さないのである。しかし法華行者は、謗法を犯す者(法華経を蔑ろにする者)を懲罰しなければならない。そして折伏に応じないならば、謗法を犯す者(法華経を蔑ろにする者)を殺したとしてもやむを得ない。何故ならば、人を殺すことの不道徳より、謗法を犯すことを止めさせることの道徳の方が、遥かに正しく良いことだからである(人を殺すことは-10点で、謗法を止めさせることは100点なので、差し引き90点の善をしたことになる、と考えるのがわかりやすいだろう)。
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