Quoted from <d6reb9$p05$1@news511.nifty.com>
Dated approximately Mon, 23 May 2005 11:03:35 +0900
Posted by 谷村sakaei <tanimura11@nifty.com>
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> 『国のために命を捨てて貢献した軍人にたいし、
> 国として感謝のまことをささげる行事を行う事は世界の常識。』
> 
> という、意見に、貴殿はいかなる立場なのですか?

その世界の常識は認めよう。

しかし、通常、その世界の常識の及ぶ範囲は政治家を含まない。

ドイツの国立墓苑にヒトラーは慰霊されていないし、アメリカのアー
リントン墓地にケネディーやリンカーンは慰霊されていない。

国内法でA級戦犯は存在せず、国際法でもA級戦犯は赦免されている
と考えることも可能かもしれない。しかし、それは司法での話であっ
て、政治での扱いはまた別にある。

東条英樹らは国民を戦場に駆り出したダメ政治家であり、加害者だ。
一方、駆り出されて戦場で死んだ国民は被害者だ。

靖国神社のロジックは国内でも国外でも反発を呼んでいる。小泉純
一郎の靖国参拝を取りやめる方がいいという声が、過半数になって
いる。

東条英樹らが決定的に間違っていたというコンセンサスこそが、日
本で再び徴兵制が始まるのを予防できる。彼らは"戦犯"であり続け
ることが、国民にとっては利益となるのだよ。

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