ども、みやこしです。

以前の記事のどこかにぶら下げようか、とも思ったのですが、適当なのが
無かったので新規投稿にします。

「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」最終回「レスキュー」のネタばれを含み
ますので改行を。

ひ
ょ
っ
こ
り
ひ
ょ
う
た
ん
じ
〜
ま
〜

結局、遭難者四名の内、生きて還って来る事ができたのはリーダーのみ。
あの環境で生き延びる事ができたのは、それだけの経験と技術とを持って
いたからなんでしょうけど、それが果たして彼にとって幸福だったのかど
うかは、本人だけが判断できる事なんでしょう。

見ず知らずのマスコミに容赦なくカメラを向けられる遺族達、したり顔で
正論のみを振りかざして遭難者達を糾弾するワイドショーのコメンテータ
ー。生き残ったリーダーとその家族達の今後の苦しみを考えると、安直に
「自業自得だ」とは言い切れない。

それを知っているのは、最前線に居て、リーダーの流した涙を、怪我をし
た自分にひたすら頭を下げる父親を見た、本郷三佐をはじめとする救難隊
の隊員達だけなのかもしれません。

最終回で「よみがえる空」というタイトルの意味が示される、という綺麗
な構成や、「人が死ぬ」という事、「人を救う」という事、そしてその現
場に立ち会うという事を正面から描ききったストーリーには、一見地味な
がらも底知れない迫力がありました。

内田三尉が、最後まで殆ど活躍らしい活躍をしないのも、安易な物語作り
をしない姿勢が窺えて良かったです。一応、最後には本郷三佐の問題にち
ゃんと正解できるようになりましたし。まだ「50%」という所が、これま
た「らしくて」良い感じです。

ヒーローも悪役もいない、ただひたすらに「他を生かす為に」働く人達の
姿を描く、こんな作品を送り出してくれたスタッフの皆さんに、ただ感謝
するばかりです。

もちろん、いい男達のいる物語には、いい女達もいる訳で、めぐみをはじ
めとして、女性達が実に可愛らしいのもポイント高いです。
特に、本郷三佐の奥さんなんか、「それは犯罪じゃありませんか?」とツ
ッコミたくなるぐらい可愛いし。娘さんも、最終回で「うちださんい」と
語尾にハートマークが付くような口調で迫ってくる(違)のも反則です(^_^;

あと、最後にめぐみが言っていた「正月にじっくり教えてな」というのを
聞いて、「何処で? 寝物語で?」とか思ったのは、どうやら私だけでは
なかったようで(^_^;
#某氏のサイトのWeb拍手コメントにも書いてしまいましたが。
#まあ、遠距離恋愛中のカップルが、たまに会う時にする事なんて、決ま
#ってるよなあ(<おい)

ところで、DVDには、TV未放映の第13話があるそうです。「外伝エピソー
ド」で、サブタイトルが「最後の仕事」という事は、もしかして主役は
本郷三佐なのでしょうか。だとすれば観たいかな。
#今回の頭の怪我が元で飛べない体になる、とかじゃないだろーなあ…。

では。

-- 
宮越 和史@大阪在住(アドレスから_NOSPAMは抜いてください)
BGM : ひょっこりひょうたん島 by 本郷三佐・内田三尉・他小松救難隊隊員一同