<日本の穀物先物オプション市場の問題点>

先物オプション市場の大きさは1/40以下であり、現実的に考えれば、
農業保護の手段としては十分に機能できないといえます。

<ダイナミックストライクオプション>

先物の1枚1枚は、買方の場合には、コールオプションの買い&プッ
トオプションの売り、売方の場合には、プットオプションの買い&
コールオプションの売り、です。言いかえれば、先物は一種のゼロ
コストオプションなのです。

ならば、先物は約定時までストライクプライスが固定されないオプ
ションに分解できることになります。これが制度として実現すれば、
オプション市場の規模は数十倍になります。トウモロコシの場合、
全限月の合計は100000枚を超えるオプション取引市場になります。

日本米先物市場はもっと大きい市場になるでしょう。ダイナミック
ストライクオプションを制度化すれば、日本の全農家が多大な恩恵
を受けることになります。

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