殿
「せっかく久々のアイデアの布陣をしいておったに、
 中央より突破されたのでは勝ち目は無し。
 和睦を謀るより致し方ないのは確かだが。
 あ〜、あ〜、あ〜、
 イモ姫も信長公の妹君淀君のレベルの美しき貌をもっておれば。
 斯様な計りごとも要らぬものを。」

軍師
「なに、
 イモ姫も首より上は戦力外でありますが
 首から下は絶世の名器でありますれば。」

殿
「なにっ、
 何故そのような事を存じておるのか。」

軍師
「あ、いや。
 へへ、へへ、へへ。
 ・・・・
 なにせ上ル氏とて100回のプロポーズに失敗しておると聞き及びますゆえ、
 イモ姫に人後に落ちるものではござりませぬ。
 おのこホルモンが大分蓄積しておるものと覚えますゆえ
 この計りごとは必ずや成功いたしましょう。
 頭巾など被せてぶつけますれば、なお一層確かかと。」
 
殿
「問題がある。
 イモ姫は100回目の見合いの失敗の後やけ食いを始めてのお、
 昨日秤に乗った際には22貫と300匁あったわ。
 ぶつけては転ぶ前にロープまで跳ね飛ばしてしまうわ。
 いや、リングの外まで飛ばして、上ル氏リングアウトの可能性さえあるのじゃ。」


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