mac-inです

太宰 真さんは<dd9hi6$d3b$1@news-wst.ocn.ad.jp>に
お書きになりました。

> > 陸軍と海軍では目的が一致しないのは仕方がありません。
> > 
> > 海軍の目的はあくまで、米機動部隊の撃滅でしょう。
> > 米機動部隊が近くにはいないという誤った情報と判断で、2次的なミッ
> > ドウェー空爆を行うことにしてしまったことが敗因。
> 
> ですから、
> 
>     「目的」こそが最優先、それがかなえられずしてこの
>     行動の意義は無し
> 
> とする思考法と行動法に弱さがあったということではないでしょうか?

そう言えなくもない、とは思います。
ただ、日本は(そしてアメリカも)機動部隊同士の戦いということで、
前例のほとんど無い最先端の戦いを手探りで行っていたわけですから、
後から批判するのは少々「ずるい」気がしますね。

> らか。つまり、ミッドウェー島攻略はさほど死活問題ではなかった。

その通りですが、ミッドウェー島攻略はさほど死活問題ではない、
と言ってしまえば、陸軍は付き合えないでしょう。しかし、米機動部
隊を引き出すためには、本気の上陸の構えは必要なわけです。
米機動部隊撃滅が目的だと割り切ることは困難だと思いますが。

>   大日本帝国は航空母艦の用兵と、存在価値の重要度に
>   大して通じてはいなかったし理解もしていなかった。理解
>   していたのは飛行機を飛ばせるということくらい

それは言いすぎでしょう。
いろんな理解度の人がいたでしょう。

> しかも、それがミッドウェー海戦での敗因の一つ。このことはそのひとつ
> 前の珊瑚海海戦でも或る程度分からねばならなかった。

これはその通りでしょうね。

> まだまだ、頭の中では空母用兵は脇役であったということか。

まだまだ、空母用兵は手探りの部分が多かったということでしょう。
シミュレーションはいろいろやっていたみたいですが、実証されない
うちはあくまで仮説ですから。
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mac-in@横浜