前科者データベースの有効性
奈良県で起きた痛ましい幼女誘拐殺人遺棄事件を受けて、この種の犯罪を防ぐべく、未成
年者に対する性暴力の前科者のデータベースを充実すべき、との声が高まっている。アメ
リカで行われているミーガン法にならい、こうした情報は市民にも公開すべき、との意見
もある。
こうしたデータベースが犯罪捜査や防犯活動において有効であるためには、精確であるこ
とが求められる。
二つの型の誤謬が、捜査や防犯を撹乱する:
犯罪を犯しているのに、データベースに登録されていない。
犯罪を犯していないのに、データベースに登録されている。
第1の型について、この種の犯罪は被害者からの通報が少ない、と言われている。
第2の型、いわゆる冤罪について、次の例を参照して欲しい。データベースの正確性を保
とうとする機制や努力に著しい不足がある、と思わせる事例である。
御殿場市における婦女暴行未遂事件:
http://www.kyuuenkai.gr.jp/shinbun/2002/1125.html
痴漢冤罪被害者救済ネットワーク:
http://www.rikkyo.ne.jp/univ/araki/chikanenzai/
どうぞ参考にして、子供に安全な社会を実現して下さい。
預言者道祖
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