いいじまです。

> >首都高速の箱崎 JCT なんてどうです?
> 
> 高速道路において運転者に必要な指示は,いつ車線変更をするかにつきますよ
> ね。基本的には
> 
> 右車線への変更
> 左車線への変更
> 右分岐に向かう
> 左分岐に向かう
> 
> という指示を適切な時点で支持できれば十分では?
> 地図を見る必要はあるのでしょうか。

箱崎の場合、次のような構造になっています。

(等幅フォントでごらんください)
|湾|京:京:湾|
|岸|葉:葉:岸|
|線|道:道:線|
|へ へ:へ:へ|
 \   : : |
  \  : : |
  | : : |
  江戸橋  都心
 方面から  環状線から

と、合流の直後に分岐があります。このうち、いちばん左の湾岸線へ行く車線は
近年になってから設けられたものです。というのは、都心環状線→京葉道路とい
う流量が多いので、江戸橋方面から湾岸線に行くためにはその流れを遮っていち
ばん右の車線に行かなければならず、これが渋滞を招いていたからです。

では、都心環状線から来て湾岸線に行きたい運転者に対して、カーナビはどうい
う指示を出すべきか? 言うまでもなく、左車線を走っている場合はひとつ左の
車線へ、右車線を走っている場合はひとつ右の車線へ、です。ところが、GPS
では今その車がどちらの車線を走っているのかは判別できません。どうします?

> 一般道の場合,上に加えて「角をどちらに曲がる」というのが加わるだけ。
> まがるポイントを郵便局などの目標物と結び付けて説明できればさらにわかり
> やすくなりますが、それも賢いソフトであれば地図データから読み取ることは
> 可能ですよね。

幹線道路(法定速度60km/hで、実際には65km/hくらいが常態化している道路)か
ら側道に入る場合で、いくつも側道があり、確たる目標物がない場合。停車して
ノロノロ運転していたら後続車からクラクションを鳴らされます。言葉で何番目
と言われても、どの道を数に数えるのか(つまり、3ナンバー車が通れないよう
な細い道を数に入れるのか)についてナビと運転者の間で共通認識がないと混乱
するだけです。

#私個人としては、迷い道した上にクラクションを鳴らされると気が動転します。
#「おまえは運転するな」というのが正解なのは分かっていますが、そうも言っ
#ていられない場面もあります。

あとは、予定のコースから外れてしまった場合の現在地把握ですね。人間の頭の
構造から言って、画像情報は画像情報のまま目から取り込む方が、言葉に置き換
えて耳で入力して頭の中で画像を再構築するよりはるかに脳の計算力資源を節約
できます。

つまりこの場合は、画面を見ていて前方不注意になる時間帯より、ナビの音声を
もとに考え事をしていて注意力散漫になる時間帯のほうが長いと断言できます。

それに、周辺の地理が頭に入っていないと、言葉からの再構築自体が不可能です。
カーナビってのは、知らない場所を走るためにあるものでしょ? なのに、知っ
ている地域でしか使えない情報を提供して、いくばくかでも意味があるのでしょ
うか?

========================================================================
飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま   http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta           mailto:delmonta@ht.sakura.ne.jp