どぉも、山本です。自分でフォローします。

ブニュエルのDLPでのオールナイト、観てきました。画質について簡単に感想
を述べます。

上映作品は「それを暁と呼ぶ」「ビリディアナ」「皆殺しの天使」「ブルジョ
ワジーの密かな愉しみ」の4本で、僕は「それを暁と呼ぶ」だけが未見で、後
の三本は35mmの綺麗なアナログフィルムで観ています。「ブル密」だけがカラ
ー映画で、後の三本はモノクロでした。

以下僕の勝手な感想ですが、「それを暁と呼ぶ」「ビリディアナ」の二本につ
いては「許す」と言うか一応おっけ〜な画質でした。もちろんアナログフィル
ムとは明らかに画質は違いますが、雨の降った古いプリントや、自主上映での
16mmフィルムでも満足してきた世代からすると、まぁこういうのもありだろう
と思える範囲内でした。考えてみればブニュエル作品に限って言っても、僕は
「庭の死」「忘れられた人々」「熱狂はエル・パオに達す」「砂漠のシモン」
等は古い16mmフィルムでしか観られてなくて、それならDLPで観られるだけあ
りがたいとも思います。

「皆殺しの天使」は画質が前の二作よりは落ちたし、何より最初の方で非常に
大事なシーンがカットされてたのに憤ってしまいました。女中二人がドアの影
に隠れた後、客一同が入ってくるシーンが、わざと二回繰り返されるのですが、
繰り返しの場面が無かったのです。

また、この夜唯一のカラー作品である「ブルジョワジーの密かな愉しみ」は色
や質感がアナログフィルムとは全然違っていて、これはいただけませんでした。
天国のブニュエルが観ても怒った事でしょう。

DLPでの古典の上映は今後増えていくのでしょうが、それで今まで上映されな
かった映画を観る機会が増えるのは嬉しいものの、現状では痛し痒しで、諸手
を挙げて大歓迎、とまでは行かないのかな、という印象を持ちました。

作品的にはどれも素晴らしいもので、僕はどれも大好きです。

                                                              山本くん
                               http://homepage2.nifty.com/yamamoto_kun