古寺＠はい、浦島太郎です。すみません(_o_)

Hideo Sir MaNMOS Morishita さんwrote:
> 
> In article <4134fb95$0$22459$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp>,
>  ebata@nippon.email.ne.jp (EBATA Toshihiko) writes:
> > From article <4134F295.F726942F@ht.sakura.ne.jp>
> >       by IIJIMA Hiromitsu <delmonta@ht.sakura.ne.jp>
> >
> > > 前にちらっとスポーツ新聞か何かで読んだ話では、「2スト・4スト関係なく500cc
> > > まで」としてしまうと排気量あたりの馬力の高い2ストが有利になるので、バイク
> 
> 「してしまう」ではなく、「なっていた」んですね。で、大昔ホンダはNR500
> で全然勝てなかった。

大昔...ですかね?(^^; GP参戦マシンの大分類みたいのを作った時に、自分
的な感覚では2st全盛で4stは勝てないというのは現行の一っこ前、昔が付く
表現となると4st時代のように思えて(^^;
ホンダをもってして(しかも内容的にはエラく飛躍したNR500)で駄目で、とう
とう諦めが付いたという感じでしたかね。前も2st V.S. 4stなスレッドで
議論になったとは思いますけど、2stが「回転数あたり2倍の爆発回数を取れる
から」的な単純な理由で4stに対するアドバンテージを取れるように成ったのっ
て、'70年代以降なんですよね。
MV Agustaの空冷4気筒500が最後にタイトルを取っているのが'74年です。
'75年のYZR500はこのメインクラスでの2stによる初タイトルだったかと。
 
＃サーリネン事故死によるヤマハの引き上げで1年か2年伸びたという事は確か
＃に有ったかと。ちなみに典型的なif歴史で、サーリネン事故による撤退をせ
＃ずに金谷選手を残していたら、GPにおける日本人の歴史はどーなってたんだ
＃ろうなと思います。圧倒的1-2だったそうですから。

で、NR500は'79年の最終あたりからの参戦ですよね。その年のタイトルも決
まった後のレースかと思いますけど、それを入れて2stはまだ、ヤマハ−スズ
キ−スズキ−ヤマハ−ヤマハとタイトルを獲得した*のみ*(敢えて^^;)です。
NRの開発決定〜参戦に掛けた年月をよく知らない(意外と短期だったんでしたっ
け?)のですけど、'78くらいだったらまだ、ハイテクを投入した上でホンダな
らまだ4stに奪還可能という腹づもりは有ったんじゃないでしょうかね。
ただ2stマシンの方が'73年から5年くらいでとんでもなく飛躍したというのは
有りますよね。内容的にはまず水冷の導入が大きく(以前は出力を出そうにも
冷却でリミットしていたかと)、以後どんどん利点を表に出せるようになった。
ホンダはスプリントのロードレースを離れ過ぎ(耐久のRCBはピークを迎えた
ところでヨシムラにうっちゃられたりしましたけど、基本的に競争が無さ過ぎ)
で、車体の方もアレだったようですし。
まあある意味ホンダならではで「余計な事」をしすぎたのだと思いますけど(^^;
復帰後数年のドタバタぶりは今のカワサキ以上だったようにも覚えています。
カワサキの方はまだしも、2st時代に撤退していたらレギュレーションの方が
4stに...って面も有りますしね。

> つーのも、重量レギュレーションが、今まで4気筒以上一緒だったのが、5気筒、
> ６気筒の重量レギュレーションも出来て、かなり重たくしなくてはならないっ
> てのが出てきましたので。

6気筒車重は最初から有りましたよね。4-5気筒が同じで6気筒から10kg増える
事が、5気筒採用に大きく作用したようだと言う話が、MotoGP直前時期のこの
グループで有った覚えで。
 
> > 990ccの4スト車と500ccの2スト車は混走していたシーズン(今シーズンなどは
> > 2ストは消えてしまいました)を見る限り、差はごくわずかという戦前の一部の
> > 見方をくつがえし戦績では4スト車が圧倒していました。
> 
> まさか、初年度から、圧倒的に4stが強いとはホンダさん以外誰も思っていな
> かったようですがね。

このグループでMotoGPレギュレーションの話題が出るまで、レースの事は
一時興味をかなり失っていたため、そんな事になっていたとは知らなかった
くらいですが。開幕直前状況では、あらあら2st500じゃ勝負にならないね
という話にはなっていましたよね。未成熟な4stマシンの投入繰り上げや
台数追加で、ホンダ以外がバタバタしていたかと。